【復習】6/3週のゴールドドルのおさらいと6/10週の注目ポイント

おさらいと見通し
おさらいと見通し

幾重もの抵抗線を一気に上抜けた前週(6/3週)のゴールドドル。

過去の値動きの傾向から次週(6/10週)は調整局面に入るか、あるいは米ドルの評価が高まりドル買いが進むかに注目したい。

ただ1340.40付近の抵抗は無視できず、さりとて1321.80付近の支持も堅く、材料不足ならレンジを形成する可能性もある。

これらを踏まえて6/10週のゴールドドルの注目ポイントは次の通り。

  • 1328.80付近を中心とした値動きになりそう
  • 上昇しても1340.40付近の抵抗突破は難しい印象
  • 下落するなら1321.80付近の支持線を突きぬけるかに注目
  • 1321.80~1328.80間で調整のレンジを形成する可能性もある
  • 弱まった米ドルの評価の行方に注視したい
のりポン

ゴールドドル、上昇しすぎて1346.60付近の「神々の頂」手前で抑えられましたね。

先週の流れを引き継いで上昇するにしても買いポジションを抱えたままだと重く調整が求められるかも?ですね。

6/10週のゴールドドル、詳しく解説します。

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2019/6/3(月)~6/7(金)のゴールドドルチャートのおさらい

先々週(5/20週)と先週(5/27週)のゴールドドルチャートのおさらい

【2019/5/20(月)~5/31(金) ゴールドドルチャート(H1)】
先々週(5/20週)先週(5/27週)
始値1277.531284.74
高値1287.271306.93
安値1269.521275.03
終値1284.861305.25
ボラ1775pips3190pips
方向横ばい上昇

前週(5/13週)の下落の流れから変わって、先々週(5/20週)は様子見でスタート。

5/23(木)にジリジリ値を上げるも1288.60手前で抑えられて失速、その後は落ち着いた値動きに収まり始値をやや上回って週を終えた。

先週(5/27週)はやはり5/30(木)からジリジリと高値を更新、5/31(金)に対メキシコ関税表明のトランプ砲が直撃、一気にドル売りゴールド買いが進んで先々週(5/20週)の約2倍近いボラティリティを記録して週を終えた。

2019/6/3(月)~6/7(金)のゴールドドルチャートのおさらい

【2019/6/3(月)~6/7(金) ゴールドドルチャート(H1)】
先週(5/27週)今週(6/3週)説明
始値1284.741306.96先週の流れ
引き継ぐ
高値1306.931348.232/19(月)
高値付近まで
安値1275.031305.93週始め以降
高値切上げ
終値1305.251340.34やや失速
ボラ3190pips4230pips大幅上昇
方向上昇上昇次週調整の
可能性あり
月日ボラ説明
6/3(月)2204pips直線で上昇
6/4(火)906pips様子見
6/5(水)1953pips1340.40付近の
抵抗に戻される
6/6(木)1253pips1340.00付近を
伺い様子見
6/7(金)1795pips前日高値に
サポートされる
平均1622.2pips買いポジションが
膨らんだか?

2019/6/3(月)~6/7(金)のゴールドドルはどう動いた?

【2019/5/14(火)~6/7(金) ゴールドドルチャート(H4)】

今週(6/3週)は終始一方的な上昇で終えた。

米ドルから安全資産であるゴールドへの資金移動が、他の通貨ペアよりも顕著に現れた。

一方、これだけの上昇の勢いをもってしても、1346.60付近の非常に重い抵抗層に阻まれ失速。

この1346.40付近より上はゴールドドルにとってある意味「神々の頂」と言ってよく、過去の値動きを見てもこの価格帯で値動きを保持するのはたいへん難しい。

この「神々の頂」が保持できるか、次週(6/10週)のゴールドドルの値動きが楽しみだ。

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来週(6/7週)のゴールドドルの注目ポイントは?

【2019/1/16(火)~6/7(金) ゴールドドルチャート(D1)】
線種価格帯説明(いずれも紫線)
抵抗1346.602月中頃の
神々の頂付近
抵抗1340.402月中頃の神々の頂
支えた支持線
抵抗
支持
1328.802月後半の抵抗線
支持1321.801月末・3月末の抵抗線
2月末の支持線
支持1316.002月前半の抵抗線
支持1309.002月前半の支持線
3月・4月の抵抗線
支持1301.005/13週に形成
支持1294.504月前半の強い抵抗線
支持1287.303月前半の強い抵抗線
3月後半の強い支持線
4月後半の抵抗線
支持1278.001月後半の強い支持線
4/15週・4/22週の支持・抵抗線
支持1271.304月後半~5月前半の支持線
支持1266.304/15週・4/29週の強力な支持線
ここを下抜けると下落局面に移行

米ドルを睨みながらの1週間となるか?

前週(6/3週)は米ドルの評価が下がりっぱなしの1週間だったため、各通貨ペアはドル円を除いて軒並み米ドル安に動いた。

ゴールドドルも例外ではなかったが、高値を1346.60付近にしっかり抑え込まれているところを見ると「単に上昇するだけ」とはいかない。

この1週間で買いポジションも膨らみ、次週(6/10週)以降はこの買いポジションの処理の行方も気になるところだ。

これに合わせて今月末のG20に向けての米中貿易問題への対応状況によって、米ドル再評価の流れができるか?にも注目しておきたい。

1328.80付近を中心とした値動きに

この記事を執筆している6/10(月)23時現在ではすでに買いポジションの調整が入っており、1328.80付近で支えられながらも米ドル高方向に値動きが進んでいる。

ゴールドドルの上昇も落ち着いた格好となっており、1328.80付近での値動きが中心となりそうだ。

1328.80付近よりも上昇したとしても、1340.40付近の抵抗を突破するにはそれなりの材料が必要となりそうだ。

米ドル買いが進む方向だと、1321.80付近のかなり強い支持線を下抜けるのは難しく、下落が鈍化しそう。

様子見の流れになると、1321.80~1328.80間で方向感のない値動きとなる可能性がある。

まとめ:来週(6/7週)のゴールドドルのポイントは?

これまでの内容をまとめると、6/7週のゴールドドルの注目ポイントは次の通り。

  • 1328.80付近を中心とした値動きになりそう
  • 上昇しても1340.40付近の抵抗突破は難しい印象
  • 下落するなら1321.80付近の支持線を突きぬけるかに注目
  • 1321.80~1328.80間で調整のレンジを形成する可能性もある
  • 弱まった米ドルの評価の行方に注視したい

前週(6/3週)は一方的な上昇傾向を生んだゴールドドル、次週(6/10週)は調整に入るか?米ドルの行方にも気をつけながら値動きを見守っていきたい。