【復習】8/5週のゴールドドルのおさらいと8/12週の見通し

おさらいと見通し
おさらいと見通し

今週8/5週のゴールドドルは、世界経済の先行き不透明感が増したことでゴールド買いが入り1500.00付近の大台まで大きく上昇した。

ただ日足では上ヒゲが伸びて高止まりの状況も見え、米中貿易問題も合意はないが協議は進む「停滞」という一種の安定状態が生まれつつある。

そんな次週8/12週のゴールドドルの見通しをまとめると…

  • 米中貿易問題は協議を進めるも「停滞」という安定状態
  • ゴールド買いの向きはあるが様子見感が強まりそう
  • 1500.00付近を中心に上値は1538.00付近の抵抗線まで
  • 下値は1453.00付近の支持線まで
  • 世界経済の先行き不透明感を煽るネガティブ・サプライズに注意
のりポン

レンジブレイクも発生し、これまでの安定的なトレード手法が通じない場面も出てきています。

こんな状況を逆手にとって、いままで以上に値動きを注視してトレードしたいですね。

値動きが安定するまでトレードを見送るのも、上手なトレードの一手ですよ?

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2019/8/5(月)~8/9(金)のゴールドドルチャートのおさらい

【2019/8/5(月)~8/9(金) ゴールドドルチャート(H1)】
先週
(7/29週)
今週
(8/5週)
月日ボラ
(pips)
始値1418.531440.318/5(月)1879
高値1449.081510.388/6(火)3297
安値1400.531436.778/8(水)1848
終値1440.501507.118/9(木)3819
ボラ485573618/10(金)1948
方向横ばい上方向

2019/8/5(月)~8/9(金)のゴールドドルはどう動いた?

【2019/7/16(火)~8/9(金) ゴールドドルチャート(H4)】

今週8/5週は、2013年4/11以来の1500.00付近到達と大きく上昇した週となった。

対中関税追加表明のトランプ砲を皮切りに、米中貿易問題に端を発する世界経済の先行き不透明感が一気に増加。

資金を安全資産に移す動きが加速する中で資金のゴールド化が進み、1500.00付近の大台まで値を押し上げた。

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来週(8/9週)のゴールドドルの注目ポイントは?

【2019/3/19(火)~8/9(金) ゴールドドルチャート(D1)】
線種価格帯説明(いずれも紫線)
抵抗1500.002019年高値付近
抵抗1453.002013年5月の
高値に迫る
抵抗
支持
1440.002013年8月末の
抵抗線
支持1433.00 2013年8月末の
天井となった抵抗線
支持1428.002013年8月末の
抵抗線
支持1412.186/17週の抵抗線
支持1394.056/17週の抵抗線
支持1362.656/17週の支持線
支持1355.302018年4月以来の
高値付近
支持1346.602月中頃の
抵抗線
支持1340.402月中頃の
支持線
支持1328.802月後半の抵抗線
支持1321.801月末・3月末の抵抗線
2月末の支持線
支持1316.002月前半の抵抗線
支持1309.002月前半の支持線
3月・4月の抵抗線
支持1301.005/13週に形成
支持1294.504月前半の強い抵抗線
支持1287.303月前半の強い抵抗線
3月後半の強い支持線
4月後半の抵抗線
支持1278.001月後半の強い支持線
4/15週・4/22週の支持・抵抗線
支持1271.304月後半~5月前半の支持線
支持1266.304/15週・4/29週の強力な支持線
ここを下抜けると下落局面に移行

世界経済の先行き不透明感次第

世界経済の不安定化する要素が増えるにつれて、ゴールドの上昇が顕著に現れた先週7/29週と8/5週。

為替はやや落ち着きを取り戻したものの、今後のゴールドの値動きは米中貿易問題の行方に大きく左右されるところ。

今後の米中貿易協議について、トランプ大統領が「通称協議は継続するが、当面の合意はない」と発言している。

極端な不安定化のサプライズがない限りは、「停滞」という名の一種の安定状態が発生する可能性はある。

1500.00付近を中心に上値は1538.00付近まで

米中貿易問題は停滞しゴールド売りの材料は見当たらないため、次週8/12週の値動きは様子見の低調な値動きになりそう。

まだゴールドを買いたい向きも衰えておらず1500.00付近を中心とした値動きとなりそう。

上値目標は1528.00付近の抵抗までだが、8/5週の日足で連日上ひげが出ており8/12週の上昇は限定的となりそう。

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まとめ:来週(8/12週)のゴールドドルの見通しは?

これまでの内容をまとめると、8/12週のゴールドドルの見通しは次の通り。

  • 米中貿易問題は協議を進めるも「停滞」という安定状態
  • ゴールド買いの向きはあるが様子見感が強まりそう
  • 1500.00付近を中心に上値は1538.00付近の抵抗線まで
  • 下値は1453.00付近の支持線まで
  • 世界経済の先行き不透明感を煽るネガティブ・サプライズに注意

世界経済の先行きは強弱を繰り返しながらも、ジリジリと不透明感を増しつつある状況。

各通貨ペアでもレンジブレイクが発生しており、これまでの安定したトレード手法が通じない場面も多く発生している。

この状況を逆手にとって、思い込みを捨てて値動きを観察する目線がこれまで以上に必要になってきそうだ。