先週7/29週の下落の流れを受けてじジリ安で始まった8/5週。
反発上昇後は106.170付近の抵抗にあいジリジリと値を下げ、105.250付近に辛うじて支えられるも終値は106.000に届かずに週を終えた。
この流れを受ける次週8/12週のドル円の見通しは…
- ドル買い材料はない
- 米中貿易問題の停滞でドル売り感が強まっている
- 105.500付近を中心に低調な値動きになりそう
- 上値は重く107.000付近まで
- 下値は今年安値の104.650付近が射程圏内に入った
終わりの見えない米中貿易問題が醸し出す先行き不透明感から、円買いの雰囲気に満ちている状況ですね。
一定のドル買いも見られるので、些細な値動きを見逃さないよう注視したいところです。
2019/8/5(月)~8/9(金)のドル円チャートのおさらい
値 | 先週 (7/29週) | 今週 (8/5週) | 月日 | ボラ (pips) |
始値 | 108.622 | 106.528 | 8/5(月) | 48.0 |
高値 | 109.318 | 107.088 | 8/6(火) | 49.5 |
安値 | 106.508 | 105.497 | 8/7(水) | 50.7 |
終値 | 106.558 | 105.950 | 8/8(木) | 206.3 |
ボラ (pips) | 281.0 | 159.1 | 8/9(金) | 105.9 |
方向 | 下方向 | 下方向 | – | – |
2019/8/5(月)~8/9(金)のドル円チャートはどう動いた?
先週7/29週のドル売り円買いの流れを受けて、ジリ安傾向で始まった今週8/5週。
105.800付近まで下げたところでサポートラインに支えられ反転上昇したが、106.670付近に上値を押さえ込まれた後は失速。
さらに106.170付近の抵抗にあいジリジリと値を下げて、105.250付近に辛うじて支えられるも終値は106.000に届かずに週を終えた。
次週(8/12週)のドル円の見通しは?
線種 | 価格帯 | 説明 |
抵抗 | 112.150 | 昨年10~12月の強力な支持線 4月は強力な抵抗線になる |
抵抗 | 111.000 | 昨年5・6月は抵抗線 4月は支持線となる |
抵抗 | 110.000 | 1月は強力な抵抗線 3月後半は底堅い支持線となる |
抵抗 | 109.250 | 5月中旬・下旬の強い支持線 |
抵抗 | 108.800 | 上のオレンジ線 1月末の強力な支持線 下抜けると今年の上昇傾向は リセット |
抵抗 | 108.600 | 6・7月前半の やや強い抵抗線 |
抵抗 | 108.450 | 1月初のやや弱い抵抗線 |
抵抗 | 108.150 | 下のオレンジ線 1月前半の強力な支持線 今年の値動きの出発点 下抜けるのは容易ではない |
抵抗 | 107.880 | 今年1月前半を支えた支持線 6/3週から108円死守の 限界下値で再登場 非常に強力 |
抵抗 | 107.600 | 年始オーバーシュート後の 戻り値を支えた強力な支持線 下抜けると2018年2~4月に戻る |
抵抗 | 107.210 | 6月半ばの抵抗線 |
抵抗 | 107.000 | 強力な支持線。 6/17週時点で2019年の奈落。 |
抵抗 | 106.670 | 2018年2・3・4月の 抵抗・支持線 |
抵抗 | 106.420 | 2018年2・3・4月の 抵抗・支持線 |
抵抗 | 106.170 | 2018年2・3・4月の 抵抗・支持線 |
支持 | 105.800 | 2018年2・3・4月の 抵抗・支持線 |
支持 | 105.250 | 2018年2月の 支持線 |
支持 | 104.650 | 2018年3月の 支持線 |
ドル買い材料無しの状態が続く
この記事の執筆中の8/13 朝5時時点で105.250付近まで下げているが、ジリ安傾向ながら方向感のない値動きとなっている。
トランプ大統領が早々と「米中貿易問題に早期合意なし」と表明したこともあり、ドル買いのきっかけとなりそうなリスクオンとなる材料は当面見当たらなさそう。
しばらくは模様眺めの値動きに終始しそうだ。
105.500付近を中心にジリ安傾向が続きそう
105.500付近を中心に、売り買い材料が乏しくなり低調な値動きが続きそう。
今年4/21(水)から続く下落トレンドは一度ブレイクしたものの、対中関税追加のトランプ砲を皮切りに終わりの見えない先行き不透明感からドル売りの雰囲気に満ちている状況。
上値は重く107.000付近まで、下値は今年年始のフラッシュクラッシュ時に到達した104.650付近はすぐそこだ。
まとめ:次週(8/12週)のドル円の見通しは?
これまでの内容をまとめると、次週8/12週のドル円の見通しは次の通り。
- ドル買い材料はない
- 米中貿易問題の停滞でドル売り感が強まっている
- 105.500付近を中心に低調な値動きになりそう
- 上値は重く107.000付近まで
- 下値は今年安値の104.650付近が射程圏内に入った
ドル円の値動きに大きな影響を与える指標発表の予定もなく、低調な1週間となりそうだ。