のりポン
2週連続でリスクオン・モード前回の豪ドル円ですが、香港デモの膠着化&長期化、貿易摩擦問題長期化を見据えた中国の対応、祭事油田のドローン攻撃テロによる石油価格への影響など、依然リスクオフ材料が燻っています。
9/16週も地政学的ニュースや各国の対応に注視したいですね。
2019/9/9(月)~9/13(金)の豪ドル円チャートのおさらい
値 | 9/2週 | 9/9週 | 月日 | ボラ (pips) |
始値 | 71.329 | 73.047 | 9/9(月) | 63.2 |
高値 | 73.285 | 74.497 | 9/10(火) | 42.0 |
安値 | 71.092 | 73.033 | 9/11(水) | 53.1 |
終値 | 73.227 | 74.404 | 9/12(木) | 61.6 |
ボラ | 219.3 | 146.4 | 9/13(金) | 34.1 |
方向 | 横ばい | 上向き | – | – |
2019/9/9(月)~9/13(金)の豪ドル円チャートはどう動いた?
前週9/2週の上昇相場の流れを引き継いで、74.100付近の抵抗を終値で突破。
9/9週もしっかり上昇、74円台復帰は約1ヶ月振りとなる。
2週連続して、米中貿易問題の解決に向けた両国の動きを好感してのリスクオン・モードとなった。
次週(9/16週)の豪ドル円の注目ポイントは?
線種 | 価格帯 | 説明 |
抵抗 | 80.500 | 4/18(木)高値付近 |
抵抗 | 79.600 | 2019年レンジ上限 |
抵抗 | 77.800 | 2019年レンジ下限 |
抵抗 | 77.000 | 今年1月前半の 強力な支持線 |
抵抗 | 76.400 | 2016年6~9月の 強力な支持線 |
抵抗 | 76.000 | 5月末と7月の 抵抗線 |
抵抗 | 75.840 | 7月前半の抵抗線 7月後半の支持線 |
抵抗 | 75.600 | 6/24週後半の やや弱い抵抗線 |
抵抗 | 75.400 | 年始オーバーシュート 直後の支持線 ここを抜けると 新たな局面に移行 |
抵抗 | 75.250 | 6月初めと7月半ばの 支持線 |
抵抗 | 75.000 | 市場が死守する支持線 |
抵抗 支持 | 74.100 | 強力な支持線 |
支持 | 73.000 | 2016年6月後半の 強力な支持線 |
支持 | 72.260 | 2009年7月前半の 支持線 |
支持 | 71.800 | 2019年8月前半の 支持線 |
支持 | 71.200 | 2009年7月前半の 支持線 |
支持 | 70.500 | 2008年11月の 抵抗線 |
支持 | 69.600 | 2009年3月の 抵抗線 |
74.100の強力な支持線は顕在となるか?
9/9週は74.100付近の抵抗を終値で突破して、大きく上昇した。
2週連続のリスクオン・モードが続けば、74.100付近を踏み台に75.250付近の抵抗までは上昇しそう。
ただ、香港情勢の膠着化・長期化や、米中貿易問題の長期化を見据えた中国の海外資本取り込みに加え、サウジ油田のドローン攻撃テロなど、世界経済の先行き不透明感は完全に払拭できたとはいえない状況。
地政学的リスク増大により安全資産の円買いが再開すれば、下値の目安73.000付近までは速そう。
まとめ:次週(9/16週)の豪ドル円の見通しは?
これらの内容をまとめると、次週9/16週の豪ドル円の見通しは次の通り。
- 香港・中国・サウジなど未解決のリスクオフ材料は健在
- リスクオン継続なら74.100付近を踏み台に75.250付近を目指す
- リスクオフ切替ならまずは73.000付近、次いで72.260付近まで
- 米中貿易問題など燻り続けるリスクオフ材料に注意
9/16週の指標スケジュール
日付 | スケジュール内容 |
9/16(月) | 【祝日】敬老の日 |
9/17(火) | 10:30 豪中銀理事会議事録 22:15 米鉱工業生産・設備稼働率 |
9/18(水) | 17:30 英消費者物価指数 17:30 英生産者物価指数 18:00 ユーロ圏消費者物価指数確報 20:00 米MBA住宅ローン申請指数 21:30 米住宅着工・許可指数 23:30 米EIA週間石油在庫統計 27:00 米FOMC政策金利発表 |
9/19(木) | 日銀金融政策発表 16:30 スイス政策金利発表 20:00 英政策金利発表 20:00 英金融政策委員会(MPC)議事録 21:30 米新規失業保険申請件数 21:30 米フィラデルフィア連銀景況指数 |