豪ドル円(AUDJPY)の9/21(月)~9/25(金)の復習と9/28(月)~10/2(金)の値動きの見通しをまとめました。
欧州・英国の新型コロナウィルス感染再拡大による都市封鎖の報道や景気回復への不透明感に伴うリスクオフ・モードから、豪ドルも大幅安値となりましたね。
これを受けて早くも10/6(火)のRBA理事会と豪政策金利発表で政策金利の引き下げなど、財政出動の長期化が懸念されています。
2020/9/21(月)~9/25(金)の豪ドル円はどう動いた?
値 | 9/14週 | 9/21週 |
始値 | 77.199 | 76.153 |
高値 | 77.507 | 76.392 |
安値 | 75.980 | 73.973 |
終値 | 76.206 | 74.206 |
ボラティリティ | 152.7 | 241.9 |
下値の目安としていた75.000付近のサポートラインをあっさりと下抜けして、74.000付近のサポートラインに支えられるまで大きく値を下げた。
欧州・英国の新型コロナウィルス感染再拡大による都市封鎖の報道や景気回復への不透明感から、欧米株価の下落につられた形で豪ドルも大幅安値となった。
前週9/14週の約1.6倍のボラティリティと大きな値動きで推移し、終値74.206で週を終えた。
2020/9/28(月)~10/2(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
9/28(月) | |
9/29(火) | 08:50 日銀金融政策決定会合主な意見(9/16,17分) |
9/30(水) | 18:00 ユーロ圏消費者物価指数速報 21:15 米ADP雇用統計 21:30 米20年第2四半期GDP(速報) 22:45 米シカゴ購買部協会景気指数 23:30 米IEA週間製油在庫統計 |
10/1(木) | 【休場】中国・香港 18:00 ユーロ圏生産者物価指数 18:00 ユーロ圏雇用等稀有 21:30 米個人所得・支出 23:00 米ISM製造業景況指数 23:00 米建設支出 |
10/2(金) | ☪満月 【休場】中国・香港 21:30 米雇用統計 23:00 米製造業受注 |
2020/9/28(月)~10/2(金)の豪ドル円の見通しは?
9/21週の豪ドルは約6週間ぶりの安値となり、市場にはオーストラリア準備銀行(RBA)が来月にも追加緩和策を講じるとの見方が広まっている。
来月10/6(火)のRBA理事会と豪政策金利発表で政策金利の引き下げの内容から財政出動の長期化が示唆されれば、市場から材料視されるため注視しておきたい。
豪国外に目を受ければ、欧州・英国の新型コロナ封鎖措置と米国の景気刺激策への期待後退に伴うリスクオフも豪ドルへの圧力となっている。
9/28週は74.000付近を中心とした値動きから、73.300付近の次に72.700付近のサポートラインが下値の目安となりそう。
一方、上値の目安は75.000付近のレジスタンスラインとなりそう。
- 約6週間ぶりの安値となりRBAの緩和策追加の見方が広まっている
- 来月10/6(火)のRBA理事会と豪政策金利発表の内容に注目したい
- 欧州・英国の新型コロナ封鎖措置と米国の景気刺激策への期待後退に伴うリスクオフも豪ドルへの圧力に
- 74.000付近を中心とした値動きとなりそう
- 下値の目安は73.300付近、次に72.700付近のサポートラインとなりそう
- 上値の目安は75.000付近のレジスタンスラインとなりそう