今週(7/1週)はいずれも指標発表の結果から、米ドル買いが進んだ1週間だった。
先々週(6/17週)から先週(6/24週)にかけて大幅な上昇と1.13430付近の維持で、今年1月半ばから続く下落傾向をブレイクしたかに見える状況。
次週(7/8週)は1.12120付近を踏み台にして再び上昇への切り替えの確度が高まるか、しっかり見極めたいところ。
これらを踏まえてこの記事では、次週7/8週のユーロドルの注目ポイントは次の通り。
- 1.12120付近を踏み台にした上昇があるか?
- 1.12120付近を中心とした値動きになりそう
- 下は1.11730付近、上は1.13240付近までが値動きの目安
- ユーロドルに影響がある指標発表の時間帯に注意
今年1月半ばから続く下落傾向のブレイクの確定がより確かとなるか、米ドルが一段と強さを増して下落傾向再開となるか、引き続き注目していきたいです!
2019/7/1(月)~7/5(金)のユーロドルチャートのおさらい
先々週(6/17週)と先週(6/24週)のユーロドルチャートのおさらい
値 | 先々週(6/17週) | 先週(6/24週) |
始値 | 1.12093 | 1.13698 |
高値 | 1.13777 | 1.14121 |
安値 | 1.11812 | 1.13442 |
終値 | 1.13696 | 1.13695 |
ボラ | 196.5pips | 67.9pips |
方向 | 上方向 | 横ばい |
先々週(6/17週)は前週(6/10週)の流れを受けて一時1.12120付近を割り込む場面もあったが、週後半で大きく上昇、一気に1.13900付近まで上昇して週を終えた。
先週(6/24週)は1.14100付近まで上昇するも上値が重く失速。
その後ジリ安に動き1.13430付近に留まることが精一杯で、終値1.13695で今週(7/1週)に引き継いだ。
2019/7/1(月)~7/5(金)のユーロドルチャートのおさらい
値 | 先週6/24週) | 今週(7/1週) |
始値 | 1.13698 | 1.13588 |
高値 | 1.14121 | 1.13711 |
安値 | 1.13442 | 1.12073 |
終値 | 1.13695 | 1.12258 |
ボラ | 67.9pips | 163.8pips |
方向 | 横ばい | 下方向 |
月日 | ボラ | 説明 |
7/1(月) | 90.1pips | ドル買い進む |
7/2(火) | 46.3pips | 様子見 |
7/3(水) | 43.2pips | ジリ安 |
7/4(木) | 21.9pips | 様子見 |
7/5(金) | 80.3pips | 米雇用統計結果で ドル買い進む |
2019/7/1(月)~7/5(金)のユーロドルはどう動いた?
先週(6/24週)の弱い下落傾向から、今週(7/1週)は大きくユーロ売りドル買いが進んだ1週間となった。
7/1(月)に1.13240付近がサポートする兆しがあったがユーロ圏雇用統計を嫌気したユーロ売りドル買いが入り、1.12770付近にサポートされるまで大きく値を下げた。
さらに7/5(金)の米雇用統計結果が大きく影響し、先々週(6/17週)を支えた強い支持線1.12120付近が再びサポートするまでドル買いが進んだ。
次週(7/8週)のユーロドルの注目ポイントは?
線種 | 価格帯 | 説明 |
抵抗 | 1.14370 | 昨年11月・12月と 今年3月の抵抗線 |
抵抗 | 1.14100 | 今年2月末の抵抗線 |
抵抗 | 1.13900 | 2月末~3月初の抵抗線 |
支持 | 1.13430 | 2月中頃の抵抗線 |
支持 | 1.13240 | 4/22週高値付近 |
支持 | 1.12620 | 4月前後半の 強力な抵抗線 |
支持 | 1.12120 | 5/6週の抵抗線 5/13週以降は踏み台に? |
支持 | 1.11730 | 5月の抵抗・支持線 6月も作用しそう |
支持 | 1.11440 | 4月レンジの下限 |
支持 | 1.11100 | かなり強力な支持線 ここを下抜けると 2年間の値動きがリセット |
1.12120付近を踏み台に再び上昇するか?
先々週(6/17週)から先週(6/24週)にかけての大幅な上昇と1.13430付近の維持で、今年1月半ばから続く下落傾向をブレイクして上昇傾向に切り替えつつある状況。
今週(7/1週)の下落はグランビルの法則的に十分許容できるが、上昇傾向の切り替えを確かなものにするには、1.12120付近を踏み台にした上昇に期待したいところ。
しかし、G20サミットが終わった直後の今週(7/1週)は各通貨に対して米ドルがやや強含みの傾向となっており、次週(7/8週)の米ドルが絡む地政学的サプライズには注意したいところだ。
1.12120付近を中心とした値動きとなるか
1日足のチャートで確認すると、瞬間的に上振れたり下抜けたりはあっても、今年2月から今まで1.11440~1.13900間の値動きに収まっている。
損切り幅をやや大きく取れるなら、1.11730~1.13240間とより絞り込んだ範囲の値動きに注目しても良い向きがある。
次週(7/8週)は1.12120付近の値動きを中心として、1.11730~1.13240付近での値動きとなりそう。
また次週(7/8週)はユーロドルに影響がある指標発表も予定されており、指標発表時間前後の急な値動きに注意したい。
まとめ:次週7/8週のユーロドルの注目ポイントは?
以上を踏まえて、次週7/8週のユーロドルの注目ポイントは次の通り。
- 1.12120付近を踏み台にした上昇があるか?
- 1.12120付近を中心とした値動きになりそう
- 下は1.11730付近、上は1.13240付近までが値動きの目安
- ユーロドルに影響がある指標発表の時間帯に注意
今年1月半ばから続く下落傾向のブレイクの確定がより確かとなるか、米ドルが一段と強さを増して下落傾向再開となるか、引き続き注目していきたい。