重要指標発表イベントが多かった7/29週だが、先週7/22週と同程度のボラティリティに留まったユーロドル。
下落トレンドはブレずに継続中となり、次週8/5週も上値が重たい展開となりそう。
これらを踏まえて、次週8/5週のユーロドルの見通しは次の通り。
- 下落トレンドにブレ無し
- 1.10560付近を下抜ける値動きとなるか?に注目
- 上値1.11400付近を上抜けても1.12120付近で失速しそう
- 下値の目標は1.09460付近のサポートライン
- ユーロ買い米ドル売りのサプライズに注意
のりポン
7/29週の重要指標発表イベントに反応はありつつ、日足・週足としてはブレなかった値動きに、次週8/5週以降も注目したいですね。
2019/7/29(月)~8/2(金)のユーロドルチャートのおさらい
値 | 先週 (7/22週) | 今週 (7/29週) | 月日 | ボラ (pips) |
始値 | 1.12147 | 1.11238 | 7/29(月) | 38.0 |
高値 | 1.12251 | 1.11622 | 7/30(火) | 28.8 |
安値 | 1.11013 | 1.10270 | 7/31(水) | 102.0 |
終値 | 1.11266 | 1.11048 | 8/1(木) | 69.0 |
ボラ | 123.8 | 135.2 | 8/2(金) | 46.7 |
方向 | 下方向 | 下方向 | – | – |
2019/7/29(月)~8/2(金)のユーロドルはどう動いた?
重要指標発表イベント週に似つかわしくなく、今週7/29週は先週7/22週と同様に小幅な値動きに留まった。
もっとも、7/31のFOMC時にはしっかりと米ドルが買われ、続く対中関税追加のトランプ砲に被弾し米ドルが売られた様子は値動きへ顕著に影響した。
一方、今年の年初から続く下落トレンドはブレなく継続中で、今週7/29週も1.11100付近の支持線を下抜けて抵抗線に転化させている点は見逃せない。
次週(7/29週)のユーロドルの見通しは?
線種 | 価格帯 | 説明 |
抵抗 | 1.14370 | 昨年11月・12月と 今年3月の抵抗線 |
抵抗 | 1.14100 | 今年2月末の抵抗線 |
抵抗 | 1.13900 | 2月末~3月初の抵抗線 |
抵抗 | 1.13430 | 2月中頃の抵抗線 |
抵抗 | 1.13240 | 4/22週高値付近 |
抵抗 | 1.12770 | 4月前後半の 強力な抵抗線 |
抵抗 | 1.12120 | 5/6週の抵抗線 5/13週以降は踏み台に? |
抵抗 | 1.11730 | 5月の抵抗・支持線 6月も作用しそう |
抵抗 | 1.11440 | 4月レンジの下限 |
抵抗 | 1.11100 | かなり強力な支持線 ここを下抜けると 2年間の値動きがリセット |
支持 | 1.10560 | 2017年5月前半の抵抗線 |
下落トレンド継続中
今年年初からの下落トレンドはしっかり継続中で、次週8/5週も期待できるところ。
8/5週は米国の指標発表が多く、上値の重たい値動きと相まって米ドル買いの結果となると下落の勢いは加速しそう。
1.11440付近を上値に1.10560付近の下抜けを狙う展開に
上昇する気配は薄く、8/5週は下値を切り下げてくる展開になりにくそう。
上値は1.11400付近の抵抗で押えられそうだが、ここを上抜けても1.12120付近の抵抗までに失速しそう。
次週8/5週の値動きの中心は、1.10560付近にあるサポートの下抜けに集中しそうな雰囲気だ。
まとめ:次週8/5週のユーロドルの見通しは?
以上を踏まえて、次週8/5週のユーロドルの見通しは次の通り。
- 下落トレンドにブレ無し
- 1.10560付近を下抜ける値動きとなるか?に注目
- 上値1.11400付近を上抜けても1.12120付近で失速しそう
- 下値の目標は1.09460付近のサポートライン
- ユーロ買い米ドル売りのサプライズに注意
7/29週の重要指標発表イベントに反応はあったものの、日足・週足としてはブレなかった値動きに、次週8/5週以降も注目したい。