ポンドドル(GBPUSD)の10/12(月)~10/16(金)の復習と10/19(月)~10/23(金)の値動きの見通しをまとめました。
10/12週のポンドドルは大きく乱高下しながらも米ドル買いが進みました。
しばらくは英ジョンソン首相の発言とEUの対応、新型コロナウィルスの感染状況と再ロックダウンの結果などを注視したいですね。
2020/10/12(月)~10/16(金)のポンドドルはどう動いた?
値 | 10/5週 | 10/12週 |
始値 | 1.29164 | 1.30227 |
高値 | 1.30492 | 1.30826 |
安値 | 1.28446 | 1.28624 |
終値 | 1.30491 | 1.29076 |
ボラティリティ | 204.6 | 220.2 |
ポンドらしく、大きく乱高下しながらも安全資産の米ドルが買われた1週間だった。
英ジョンソン首相の10/16(金)の発言でEUが方針変更しない限りは通商合意のないまま離脱する準備をする時だと述べたことが材料視され、ポンド売り米ドル買いが加速。
3週連続で1.28500付近の強力なサポートラインが下値を支えるまでドル買いが進み、終値1.29076で週を終えた。
2020/10/19(月)~10/23(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
10/19(月) | |
10/20(火) | 09:30 豪中銀理事会議事録 21:30 米住宅着工・許可件数 |
10/21(水) | 17:30 英消費者物価指数 17:30 英生産者物価指数 23:30 米EIA週間石油在庫統計 27:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック) |
10/22(木) | |
10/23(金) | ☪上弦 |
10/24(土) | |
10/25(日) | 欧州標準時間に移行 |
2020/10/19(月)~10/23(金)のポンドドルの見通しは?
混迷の度を深める英・EU間の通商協定とEU離脱のプロセスだが、10/12週末には英国とEUの交渉が年末まで継続・通商協定で合意する兆しも見えてきた。
加えて、新型コロナウィルスワクチンが年末までに米国で開発される期待もリスク選好の材料となりそう。
市場の期待が高まる一方、現実問題としてはロンドンとパリの再ロックダウン導入など欧州全域での新型コロナウィルス感染再急増はリスクオフの米ドル買い材料となる。
しばらくは英ジョンソン首相の発言とEUの対応、新型コロナウィルスの感染状況と再ロックダウンの結果が材料視されそう。
リスクオフによる値下げ圧力が増せば強力な1.28500付近のサポートラインを下抜けして1.27600付近、次いで直近最安値を支えた1.26400付近のサポートラインが下値の目安となりそう。
上値の目安は1.30200付近のレジスタンスラインとなりそう。
- 英・EU間の通商協定とEU離脱のプロセスは混迷の度を深めている
- 欧州全域での新型コロナウィルス感染再急増もリスクオフ材料
- 一方で英・EUの交渉が年末まで継続・通商協定で合意する兆しも見えてきた
- 新型コロナワクチンが年末までに米国で開発される期待もリスク選好の材料に
- 当面は英首相の発言とEUの対応・新型コロナウィルスの感染状況を注視したい
- 下値の目安は1.28500付近を下抜けすると1.27600付近、次いで1.26400付近
- 上値の目安は1.30200付近のレジスタンスラインとなりそう