ポンドドル(GBPUSD)の11/9(月)~11/13(金)の復習と11/16(月)~11/20(金)の値動きの見通しをまとめました。
欧米の新型コロナ感染再拡大に歯止めがかからない状況が新型コロナワクチン開発の安心感を打ち消す形となり、週足で長い上ヒゲを残しました。
これまで米大統領選挙に目が奪われがちでしたが、英国とEUの通商交渉の行方にも再度注視したいですね。
2020/11/9(月)~11/13(金)のポンドドルはどう動いた?
値 | 11/2週 | 11/9週 |
始値 | 1.29247 | 1.31569 |
高値 | 1.29426 | 1.33135 |
安値 | 1.28542 | 1.31062 |
終値 | 1.29130 | 1.31982 |
ボラティリティ | 884.0 | 207.3 |
前週11/2週の上昇の流れを引き継いで11/9週前半は順調に上値を切り上げたが、英国とEUの通商交渉難航を材料にポンド売りドル買いに転じて下値を押し下げた。
製薬大手ファイザーの新型コロナワクチン開発の一報が、新型コロナウィルス感染再拡大による都市封鎖で欧州経済回復鈍化の懸念を打ち消す形となった。
切り上がった上値を1.32500付近のレジスタンスラインが抑え込むとサポートラインに転じた1.31700付近が支えるまで下落、週足で長い上ヒゲを残す形となり終値1.31982で週を終えた。
2020/11/16(月)~11/20(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
11/16(月) | 22:30 米NY連銀製造業景況指数 |
11/17(火) | 09:30 豪中銀理事会議事録 22:30 米小売売上高 23:15 米鉱工業生産・設備稼働率 |
11/18(水) | 18:30 英消費者物価指数 18:30 英生産者物価指数 19:00 ユーロ圏消費者物価指数確報 22:30 米住宅着工・許可件数 24:30 米EIA週間石油在庫統計 |
11/19(木) | 22:30 米フィラデルフィア連銀景況指数 |
11/20(金) | 💫米大統領就任式 |
11/21(土) | |
11/22(日) | ☪上弦 |
2020/11/16(月)~11/20(金)のポンドドルの見通しは?
米製薬大手ファイザーの新型コロナワクチン開発は、新型コロナウィルスとの戦いに出口を見出す材料となったが、欧米で新型コロナウィルス感染再拡大に歯止めがかからず予断は許さない状況。
11/12(木)にはFRBパウエル議長とECBラガルド総裁の「経済の先行きは不透明なまま」との発言もあり、経済回復鈍化の傾向は変わらずリスク回避の動きは継続しそう。
米大統領選挙の結果の行方と新型コロナワクチン開発に目が奪われていたが、英国とEUの通商交渉の行方にも注視したい。
1.31700付近を中心に、新型コロナ関連の報道と欧米各国の要人発言を注視する様子見の値動きとなりそう。
上値は1.32500付近のレジスタンスラインが直近の目安となりそう。
また下値は1.30200付近のサポートラインが目安となりそう。
- 欧米で新型コロナウィルス感染再拡大に歯止めがかかっていない
- 経済回復鈍化の傾向は続きリスク回避の値動きとなりそう
- 英国とEUの通商交渉の行方にも注視したい
- 1.31700付近を中心に様子見の値動きとなりそう
- 上値は1.32500付近のレジスタンスラインが直近の目安となりそう
- 下値は1.30200付近のサポートラインが目安となりそう