【復習】2019/5/13(月)～5/17(金)のドル円チャートのおさらい

のりポン

米中貿易摩擦の余韻を残してスタートした2019/5/13週のドル円のおさらいと、5/20週のドル円の注目ポイントをまとめました。

2019/5/13(月)～5/17(金)のドル円チャートのおさらい

【2019/4/16(火)～5/10(金)　ドル円チャート(H1)】

先々週(4/29週)の前週は横ばいの値動きだったものの、大型GW真っ只中の先々週(4/29週)は徐々に安値を更新。

先週(5/6週)も先々週(4/29週)の値下がり傾向を受け継ぎ下落、また米中貿易摩擦問題を嫌気した向きも加わって値下がりが加速した。

109.470付近のサポートに支えられて下落傾向は弱まったものの、円高ドル安傾向を残したまま5/13週に引き継ぐ形となった。

【2019/5/7(火)～5/17(金)　ドル円チャート(H1)】

【2019/5/7(火)～5/17(金)　ドル円チャート(H1)】

5/13週は、米中貿易問題の関税合戦が起きる度に米ドルを売ったが109.500付近で懸命に支えられる1週間だった。

先週(5/6週)までは米中貿易問題の懸念がくすぶり上昇する材料に乏しく下落傾向となったが、5/13週は109円を踏み抜けさせなかった市場参加者の意地？とも思える底堅さが見えた。

一方で110円の抵抗の厚さも再確認したので、上昇したい向きは一段と強い米ドルの買い材料が欲しいところだろう。

【2018/12/24(月)～2019/5/17(金)　ドル円チャート(D1)】

線種	価格帯	説明
抵抗	112.150	昨年10～12月の強力な支持線 4月は強力な抵抗線になる
抵抗	111.000	昨年5・6月は抵抗線 4月は支持線となる
抵抗支持	110.000	1月は強力な抵抗線 3月後半は底堅い支持線となる
支持	108.800	1月末の強力な支持線下抜けると今年の上昇傾向はリセット

5/13週に109円を割り込まなかったことで、年初から続く109～112円間の値動きは維持できた。

5/20週はこの109円付近の底堅さが2週連続で維持されるかに注目したい。

仮に109円を下抜けて108.800付近を突破するなら、最終サポートラインは今年1月初前半のサポートライン108円ちょうど付近になる。

一方、上方向を確認すると110円付近の抵抗線は強く、上昇材料がなければ1月下旬～2月の値動きのように1週間程度は110円を上抜けない値動きとなる可能性がある。

その場合はいったん値下がりし底堅く機能している109円付近の支持線を踏み台にして、反発上昇するような値動きも考えられる。

5/13週はドル円に大きく影響する指標発表はなく、先週に引き続き米中貿易摩擦問題の行く末が大きく値動きに影響しそうだ。

いずれにしても111円を目指すことができるか？あるいは一度109円付近まで値を下げるか？といった、110円付近を意識した値動きとなるかに注目している。

上記をまとめると、5/20週のドル円の値動きの注目ポイントは次の通り。

先週5/13週に引き続き、いつも以上に国際的な政治・経済ニュースのチェックが必要な週となりそう。