【復習】7/29週のドル円のおさらいと8/5週の見通し

おさらいと見通し
おさらいと見通し

FOMCと米雇用統計までは値動きを考慮できたものの、想定外の対中関税追加のトランプ砲が最もドル円に影響を与え、7/29週は後半に大きく下落した。

トランプ砲の影響は限定的と考えられるが、8/5週は106.420付近を中心に「上がるか?下がるか?横ばいか?」を見極める週となりそうだ。

そんな次週8/5週のドル円の見通しは…

  • 7/29週のトランプ砲被弾による下落は限定的かを見極める
  • 106.420付近を中心とした値動きになりそう
  • 8/5週の指標発表スケジュールに留意する
  • 上値は107.210付近を突破できるかに注目
  • 下値は106.170付近のサポートを下抜けるかに注目
のりポン

7/29週のドル円はFOMC・米雇用統計に加えてトランプ砲にも振り回されましたね。

次週8/5週も引き続き、指標発表や対中貿易問題などのサプライズによる急な値動きに警戒してトレードしたいですね。

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2019/7/29(月)~8/2(金)のドル円チャートのおさらい

【2019/7/29(月)~8/2(金) ドル円チャート(H1)】
先週
(7/22週)
今週
(7/29週)
月日ボラ
(pips)
始値107.698108.6227/29(月)48.0
高値108.828109.3187/30(火)49.5
安値107.698106.5087/31(水)50.7
終値108.676106.5588/1(木)206.3
ボラ
(pips)
113.0281.08/2(金)105.9
方向上向き下方向

2019/7/29(月)~8/2(金)のドル円チャートはどう動いた?

【2019/7/9(月)~8/2(金) ドル円チャート(H4)】

今週7/29週の値動きは、FOMC+トランプ砲+米雇用統計と3つの影響を受けて大きく乱高下した。

まず7/31(水)のFOMCでは米ドルが買われ、8/1(木)の対中関税追加のトランプ砲で米ドルが大きく売られた。

米雇用統計では米ドルが買われたが限定的となり、106.420付近のサポート手前106.558で週を終えた。

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次週(8/5週)のドル円の見通しは?

【2019/3/13(月)~8/2(金) ドル円チャート(D1)】
線種価格帯説明
抵抗112.150昨年10~12月の強力な支持線
4月は強力な抵抗線になる
抵抗111.000昨年5・6月は抵抗線
4月は支持線となる
抵抗110.0001月は強力な抵抗線
3月後半は底堅い支持線となる
抵抗109.2505月中旬・下旬の強い支持線
抵抗108.800上のオレンジ線
1月末の強力な支持線
下抜けると今年の上昇傾向は
リセット
抵抗108.6006・7月前半の
やや強い抵抗線
抵抗108.4501月初のやや弱い抵抗線
抵抗108.150下のオレンジ線
1月前半の強力な支持線
今年の値動きの出発点
下抜けるのは容易ではない
抵抗107.880今年1月前半を支えた支持線
6/3週から108円死守の
限界下値で再登場
非常に強力
抵抗107.600年始オーバーシュート後の
戻り値を支えた強力な支持線
下抜けると2018年2~4月に戻る
抵抗107.2106月半ばの抵抗線
抵抗107.000強力な支持線。
6/17週時点で2019年の奈落。
抵抗106.6702018年2・3・4月の
抵抗・支持線
支持106.420 2018年2・3・4月の
抵抗・支持線
支持106.170 2018年2・3・4月の
抵抗・支持線
支持105.800 2018年2・3・4月の
抵抗・支持線

7/29週の下落は限定的か?

対中関税追加のトランプ砲の被弾で106.420付近手前まで大きく下落したドル円だが、強いドル要因ではなく、市場が限定的に反応した結果と思われる。

また後出しで「対中関税追加の見直し・検討もあり得る」との話も出て、トランプ大統領お得意のディールに敏感に反応しすぎた面も否めない。

次週8/5週も続落となるかどうか慎重に見極めて、(1)続落の場合、(2)上昇の場合、(3)様子見で横ばいの場合と3つのパターンごとにトレード戦略を決めておくのが上策だろう。

また8/5週は米ドルに影響を与える指標発表が数多く予定されており、値動きの変化に留意したい。

106.420付近を中心とした値動きに

トランプ砲の被弾による下落は限定的な反応」としたものの、今年の安値を更新したことに変わりはない。

次週8/5週は、106.420付近のサポートが底堅いか否かによって値動きが異なってくる。

底堅い場合は、8/5週の指標発表による米ドル買いの後押しを前提として107.210付近の抵抗を突破できるか?に注目したい。

下落目線では106.420付近を下抜けると、次に106.170付近のサポートを突破できれば106.000付近が射程圏内に入ってくる。

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まとめ:次週(8/5週)のドル円の見通しは?

これまでの内容をまとめると、次週8/5週のドル円の見通しは次の通り。

  • 7/29週のトランプ砲被弾による下落は限定的かを見極める
  • 106.420付近を中心とした値動きになりそう
  • 8/5週の指標発表スケジュールに留意する
  • 上値は107.210付近を突破できるかに注目
  • 下値は106.170付近のサポートを下抜けるかに注目

7/29週はトランプ砲に振り回されたドル円だが、8/5週も引き続き指標発表や対中貿易問題などのサプライズによる急な値動きに警戒すべきだろう。