【復習】11/11週のドル円のおさらいと11/18週の見通し

11/11週は米中通商協議への楽観的な見方から円に対して米ドルが買われる展開になりました。

米国以上に経済が鈍化している中国は通商協議への合意に前向きにならざるを得ず、米ドルが買われ易い状況は続きそうです。

11/18週も米経済状況を示す各指標を丁寧に確認していきたいですね。

2019/11/11(月)～11/15(金)のドル円チャートのおさらい

【2019/11/11(月)～15(金)　ドル円チャート(H1)】

【2019/10/22(火)～11/15(金)　ドル円チャート(H4)】

前週11/4週に109.500手前付近で高値を押えられた流れを受けて、11/11週前半は109.250付近の抵抗が強く作用して一方的に値を下げる展開に。

108.450付近のサポートラインが下落を支えたあとは、米中通商協議の進展への楽観的な見方が米ドル買いを支えて上昇。

108.800付近の抵抗に上値を押えられたものの、終値108.789で次週11/18週に上昇の望みをつないで週を終えた。

【2019/9/6(金)～11/15(金)　ドル円チャート(D1)】

線種	価格帯	説明
抵抗	112.150	昨年10～12月の強力な支持線 4月は強力な抵抗線になる
抵抗	111.000	昨年5・6月は抵抗線 4月は支持線となる
抵抗	110.000	1月は強力な抵抗線 3月後半は底堅い支持線となる
抵抗	109.250	5月中旬・下旬の強い支持線
支持	108.800	上のオレンジ線 1月末の強力な支持線下抜けると今年の上昇傾向はリセット
支持	108.600	6・7月前半のやや強い抵抗線
支持	108.450	1月初のやや弱い抵抗線
支持	108.150	下のオレンジ線 1月前半の強力な支持線今年の値動きの出発点下抜けるのは容易ではない
支持	107.880	今年1月前半を支えた支持線 6/3週から108円死守の限界下値で再登場非常に強力
支持	107.600	年始オーバーシュート後の戻り値を支えた強力な支持線下抜けると2018年2～4月に戻る
支持	107.210	6月半ばの抵抗線
支持	107.000	強力な支持線。 6/17週時点で2019年の奈落。
支持	106.670	2018年2・3・4月の抵抗・支持線
支持	106.420	2018年2・3・4月の抵抗・支持線
支持	106.170	2018年2・3・4月の抵抗・支持線
支持	105.800	2018年2・3・4月の抵抗・支持線
支持	105.250	2018年2月の支持線
支持	104.650	2018年3月の支持線

第3四半期の指標結果は米国の経済成長ペースの鈍化を示唆しているが、米中通商協議の行方に楽観的なムードが円を売って米ドルを買う動きを支えている。

米中通商協議の今後を行方は、12/15の対中関税発動までに米中で合意となるかが焦点。

11/18週は引き続き通商協議の行方に注視しつつ、108.800付近を踏み台にして上値の目安109.250付近を狙う展開となりそう。

下値は108.450付近のサポートラインが目安だが、米ドルにネガティブな材料が出れば108.150付近まで下押しとなりそう。

これまでの内容をまとめると、次週11/18週のドル円の見通しは次の通り。

日付	スケジュール内容
11/18(月)
11/19(火)	09:30　豪中銀理事会議事録 22:30　米住宅着工・許可件数
11/20(水)	21:00　米MBA住宅ローン申請数 24:30　米EIA週間石油在庫統計 28:00　米FOMC議事録（10/29・30開催分）
11/21(木)	22:30　米新規失業保険申請件数 22:30　米フィラデルフィア連銀景況指数
11/22(金)
11/23(土)
11/24(日)