ドル円(USDJPY)の10/12(月)~10/16(金)の復習と10/19(月)~10/23(金)の値動きの見通しをまとめました。
9月の米小売売上高が市場予想を上回ってドル買いが入りましたが、週ベースでは安全通貨の円買いが進みました。米財政赤字が過去最悪に達するなど米経済回復の鈍化がジワジワと市場のリスクオフを煽っている状況はまだまだ続きそうですね。
2020/10/12(月)~10/16(金)のドル円はどう動いた?
値 | 10/5週 | 10/12週 |
始値 | 105.278 | 105.634 |
高値 | 106.107 | 105.774 |
安値 | 105.232 | 105.036 |
終値 | 105.624 | 105.402 |
ボラティリティ | 87.5 | 73.8 |
前週10/5週終了前の円買いを引き継いで、10/15週も105.000付近に支えられるまで安全資産の円買いが進んだ。
10/16(金)発表の9月の米小売売上高は、市場予想を上回る前月費1.9%増となりドル買いが入ったが限定的な値動きで終わった。
10/15週のみで見ると下値を切り下げる流れとなったが、週のボラティリティ73.8と3週連続となる低い値で低調な値動きのまま週を終えた。
2020/10/19(月)~10/23(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
10/19(月) | |
10/20(火) | 09:30 豪中銀理事会議事録 21:30 米住宅着工・許可件数 |
10/21(水) | 17:30 英消費者物価指数 17:30 英生産者物価指数 23:30 米EIA週間石油在庫統計 27:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック) |
10/22(木) | |
10/23(金) | ☪上弦 |
10/24(土) | |
10/25(日) | 欧州標準時間に移行 |
2020/10/19(月)~10/23(金)のドル円の見通しは?
9/21週に104.200付近のサポートラインを踏み台にして105円台に乗せてきたが、その後3週間は低調な値動きが続いている。
米国では米大統領選挙の行方や追加の経済対策合意の不透明感、欧州諸国では新型コロナウィルス感染急拡大と都市封鎖措置再導入などネガティブな材料が多く安全通貨の円買いの流れは衰えていない。
10/16(金)発表された9月までの米財政赤字が過去最悪の3兆1320億ドルに達するなど、米経済回復の鈍化がジワジワと市場のリスクオフを煽っている。
よほどのサプライズがない限り、11/3(火)の米大統領選挙までは105.300付近を中心に様子見の値動きが続きそう。
上値の目安は106.500付近のレジスタンスラインまで、下値の目安は104.200付近のサポートラインまでとなりそう。
- 直近3週間は低調な値動きが続いている
- 米国・欧州諸国ともにネガティブ材料が多く円買いの流れは衰えていない
- 米経済回復の鈍化がジワジワと市場のリスクオフを煽っている
- 105.300付近を中心に様子見の値動きが続きそう
- 上値の目安は106.500付近のレジスタンスラインまで
- 下値の目安は104.200付近のサポートラインまで