少々思うところがあって、米ドル/スイスフラン(USD/CHF)の値動きのおさらいを始めます。
FX歴10年超ですが、ちゃんと向き合ったことがなかったUSD/CHF、今週より勉強させていただきます!
2019/5/13(月)~5/17(金)の米ドル/スイスフランのおさらい
先々週(4/29週)と先週(5/6週)の米ドル/スイスフランのおさらい
値 | 先々週(4/29~5/3) | 先週(5/6~5/10) |
始値 | 1.01897 | 1.01567 |
高値 | 1.02157 | 1.02262 |
安値 | 1.01268 | 1.01009 |
終値 | 1.01643 | 1.01162 |
ボラ | 88.9pips | 125.3pips |
方向 | 横ばい | 下落 |
5/1(水)のロンドン時間以降を除いて、4/29週は前週4/22週の高値安値を更新することなく横ばいの値動きに終始した。
5/6週も前半は4/29週の方向感のない値動きだったが、5/9(木)に1.01590付近の強力なサポートラインを下抜けると1.01070付近にサポートされるまで下落の勢いが止まらなかった。
4/22週から継続して形成してきた1.01590付近~1.02040付近のレンジは、5/6週後半にレンジブレイクして終了した。
2019/5/13(月)~5/17(金)の米ドル/スイスフランのおさらい
値 | 先週(5/6週) | 今週(5/13週) | 説明 |
始値 | 1.01567 | 1.01068 | 開始直後 大きくぶれる |
高値 | 1.02262 | 1.01225 | 1.01130付近の 抵抗線に押えられる |
安値 | 1.01009 | 1.00499 | 1.00550付近に 底堅い支持線 |
終値 | 1.01162 | 1.01102 | 始値付近まで上昇 |
ボラ | 125.3pips | 72.6pips | 低調に終わる |
方向 | 下落 | 横ばい | 売り買い両圧力が 拮抗 |
月日 | ボラ | 説明 |
5/13(月) | 72.6pips | ロンドン時間に 急降下 |
5/14(火) | 45.4pips | 5/13(月)の反動で 上昇 |
5/15(水) | 41.8pips | ロンドン時間に 行って来い |
5/16(木) | 33.7pips | 始値目指して 上昇 |
5/17(金) | 36.5pips | ほぼ横ばい |
平均 | 46pips | 1.00550~1.01130の 小さい値動き |
5/13週を一言で言えばレンジ相場で、1.00550付近~1.01130付近の値動きに終始した週だった。
週としてはとても低調な値動きだったが、スイスフランの売買のためロンドン時間によく動いた印象。
4月半ばより維持してきた1.01590付近~1.02040付近のレンジが下抜けした直後の週だったためか、売り圧力はあるものの下値を試す展開となった。
1.00550付近のサポートラインがしっかり作用したものの、フラン高米ドル安の売り圧力がさらに増せばまた1.00550付近がサポートするかはやや心もとない雰囲気。
来週(5/20週)の米ドル/スイスフランの注目ポイントは?
線種 | 価格帯 | 説明(いずれも紫線) |
抵抗 | 1.02040 | 4月後半~5月初めの 強力な抵抗線、レンジ上限 |
抵抗 | 1.01590 | 4月後半~5月初めの支持線 レンジ下限 |
抵抗 支持 | 1.01130 | レンジ下限1.01590付近 ブレイク後の抵抗線 |
支持 | 1.00550 | レンジブレイク後の支持線 しっかり作用 |
支持 | 1.00030 | ここを抜けると年初から続く 上昇傾向が鈍化する |
今年初めから続く上昇傾向
米ドル/スイスフランの値動きを1日足で追っていくと、一貫して上昇傾向が続いている(上のチャートの緑の斜め線)。
4/22週から約3週間に渡って1.0200付近の突破・定着を試みたが買い支えも限界となり、反動で下落加速後の5/13週にようやく1.00550付近でサポートされた状態。
この記事を執筆中の5/21(火)22時時点では、この2日間、方向感のない値動きとなっている。
いつ1.01130付近を上抜けるか?に注目
1.00550付近でサポートされて下落が落ち着いたが、1.01130付近のレジスタンスラインがしっかり作用していて、上値が重い印象。
1.01130付近の攻防が続いた結果、1.00550~1.01130の間でレンジを形成する可能性がある。
1.00550付近を下抜けた場合は、1.00030付近にサポートラインが待ち構えている。
1.01130付近をしっかり上抜けた場合は、1.01590付近で上昇は一時停止となりそう。
東京時間終了直後からロンドン時間にかけて活発な値動きに
4/29週・5/6週・5/13週と3週間の値動きをおさらいしたが、東京時間直後からロンドン時間にかけて本当によく動く通貨ペアだ。
兼業トレーダーとしては、時間帯的な制約により裁量ではトレードしにくい通貨ペアだと言えるだろう。
一方でレジサポラインに素直に反応する印象もあり、実はFX初心者向けの通貨ペアという印象を持った。
東京時間直後の15~20時ぐらいまでチャートをチェックできるトレーダーには、ぜひおすすめしたい通貨ペアだろう。
まとめ:来週(5/20週)の米ドル/スイスフランの注目ポイントは?
以上の内容をまとめると、5/20週の米ドル/スイスフランの注目ポイントは次の通り。
- 今年初めから上昇傾向が続いている
- 1.00550~1.01130の間でレンジを形成する可能性を考慮する
- 1.00550付近を下抜ければ1.00030付近のサポートまでは速そう
- 1.01130付近は重たいが抜ければ1.01590付近で上昇が鈍化しそう
- 東京時間直後~ロンドン時間の値動きに要注意
この記事の執筆完了が5/21(火)23時前となりちょっとずるい感じもするが、どうかご容赦願いたい。