7/29週は週だけで見ると下落だが、日足や週足など大きな時間で見ると横ばいの結果となった。
GW明け5/7(火)から続いていた下落トレンドのブレイクも維持しファンダメンタルで値動きが乱高下したが、0.98100付近の底堅さは健在なままだ。
そんな次週8/5週のドルスイスフランの見通しをまとめると次の通り。
- 5/7から続いた下落トレンドのブレイク状態は維持
- 0.98100付近の底堅さが継続するかに注目
- 0.98100~099480間の値動きとなりそう
- 0.98100付近を下抜けると0.97470付近までは速そう
- 0.99480付近を上抜けても1.00000付近で強く抵抗されそう
米中貿易問題や英EU離脱など世界経済の先行き不透明感は消えていません。
また、トランプ砲など米ドル売りを誘発しそうなサプライズには注意したいですね。
その上で0.98100付近からの値動きをよく見ておきたいところです!
2019/7/29(月)~8/2(金)のドルスイスフランチャートのおさらい
値 | 先週 (7/22週) | 今週 (7/29週) | 月日 | ボラ (pips) |
始値 | 0.98195 | 0.99260 | 7/29(月) | 26.8 |
高値 | 0.99460 | 0.99756 | 7/30(火) | 31.7 |
安値 | 0.98038 | 0.98144 | 7/31(水) | 65.9 |
終値 | 0.99331 | 0.98232 | 8/1(木) | 87.8 |
ボラ | 142.2 | 161.2 | 8/2(金) | 93.0 |
方向 | 上方向 | 横ばい | – | – |
2019/7/29(月)~8/2(金)のドルスイスフランはどう動いた?
今週7/29週は開始直後からやや調整売りはあったものの、概ね様子見の値動きで進んだ。
7/31のFOMCでドル買いフラン売りが一気に過熱、1.00000付近に迫る0.99700付近に抵抗されるまで上昇。
その後の対中関税追加のトランプ砲の直撃でドル売りスタート、0.98100付近のサポートに支えられるまで下落し0.98232で週を終えた。
来週(8/5週)のドルスイスフランの見通しは?
線種 | 価格帯 | 説明(いずれも紫線) |
抵抗 | 1.02040 | 4月後半~5月初めの 強力な抵抗線、レンジ上限 |
抵抗 | 1.01590 | 4月後半~5月初めの支持線 レンジ下限 |
抵抗 | 1.01130 | レンジ下限1.01590付近 ブレイク後の抵抗線 |
抵抗 | 1.00550 | しっかりとした支持線 5/28(火)現在は抵抗線 |
抵抗 | 1.00030 | 2月後半の抵抗線 |
抵抗 | 0.99700 | 1月後半の抵抗線 2月後半の支持線 |
抵抗 | 0.99480 | 6月前半と 7月前半の抵抗線 |
抵抗 | 0.99230 | かなり強力な支持線 下抜けると下落加速 |
抵抗 | 0.98890 | 6/3週・6/10週の 強い支持線 |
抵抗 | 0.98640 | 1月初の抵抗線 |
抵抗 | 0.98400 | 6月後半の抵抗線 7月前半の支持線 |
支持 | 0.98100 | 1月初の やや強い支持線 |
支持 | 0.97470 | 1月初の支持線 |
支持 | 0.97160 | 1月初の支持線 |
支持 | 0.96980 | 2018年9月半ばと 10月半ばの抵抗線 |
支持 | 0.96500 | 2018年9月の 強い支持線 |
下落トレンドのブレイク状態を維持
先週7/22週にGW終了の5/7(火)から続く下落トレンドをブレイク、この流れを引き継ぐか注目された7/29週だったがブレイク状態を維持。
7/29週は重要指標発表イベントが多かったが、0.98100付近のサポートラインにしっかりと支えられている印象。
トランプ砲など米ドル売りを促すサプライズには要警戒だが、0.98100付近から底堅く推移できるか?に注目したい。
0.98100~0.99480間の値動きとなるか?
レンジブレイクは維持の傾向が強いことから、0.98100~0.99480間の範囲で値動きが推移しそう。
0.98100付近の底堅さはあるが、下抜けると0.97470付近までは速い値動きとなりそう。
一方、0.99480付近の対抗は相当だが、上抜けても1.00000付近には抵抗層があり上抜け・維持は容易ではない印象。
まずは0.98100付近の底堅さを確かめながら値動きを観察したい。
まとめ:次週8/5週のドルスイスフランの見通しは?
これまでの内容をまとめると、8/5週のドルスイスフランの見通しは次の通り。
- 5/7から続いた下落トレンドのブレイク状態は維持
- 0.98100付近の底堅さが継続するかに注目
- 0.98100~099480間の値動きとなりそう
- 0.98100付近を下抜けると0.97470付近までは速そう
- 0.99480付近を上抜けても1.00000付近で強く抵抗されそう
米中貿易問題や英EU離脱など世界経済の先行き不透明感は消えていないが、米ドル売りを誘発しそうなサプライズには注意したい。