【復習】10/21週のドルスイスフランのおさらいと10/28週の見通し

おさらいと見通し
おさらいと見通し
のりポン

10/21週全体を通して、米中通商協議進展を好感した米ドル買いがしっかり進みましたね。

 

ただ前週10/14週には届かないボラティリティ114.6で週を終えましたが、英EU離脱のゴタゴタが「ユーロ圏経済の不安定化を招く」と材料視されるとボラティリティも高まりそうです。

 

10/28週はFOMCや米雇用統計発表もあり、米ドルがけん引役となりそうです。

スポンサーリンク

2019/10/21(月)~10/25(金)のドルスイスフランチャートのおさらい

2019/10/21(月)~10/25(金) ドルスイスフランチャート(H1)
【2019/10/21(月)~10/25(金) ドルスイスフランチャート(H1)】
10/14週10/21週
始値0.996710.98402
高値0.999590.99548
安値0.984100.98402
終値0.984150.99454
ボラ154.9114.6
方向下方向上方向

2019/10/21(月)~10/25(金)のドルスイスフランはどう動いた?

2019/10/1(金)~10/25(金) ドルスイスフランチャート(H4)
【2019/10/1(金)~10/25(金) ドルスイスフランチャート(H4)】

前週10/14週の復習と見通し記事で示唆した0.98890付近を易々と上抜けて、0.99480付近の抵抗に押えられるまでしっかり上昇した。

英EU離脱の英国内の混乱とEU側で離脱再延期の可否が分かれているため、ユーロ圏経済の先行きに不透明感が増したことで米ドル買いフラン売りが先行。

加えて米中通商協議の進展を好感した米ドル買いがしっかり進んだものの、前週10/14週のボラティリティ154.9を下回るボラティリティ114.6となり10/14週に下げた分を取り返せずに週を終えた。

スポンサーリンク

来週(10/28週)のドルスイスフランの見通しは?

2019/8/16(火)~10/25(金) ドルスイスフランチャート(D1)
【2019/8/16(火)~10/25(金) ドルスイスフランチャート(D1)】
線種価格帯説明(いずれも紫線)
抵抗1.020404月後半~5月初めの
強力な抵抗線、レンジ上限
抵抗1.015904月後半~5月初めの支持線
レンジ下限
抵抗1.01130レンジ下限1.01590付近
ブレイク後の抵抗線
抵抗1.00550しっかりとした支持線
5/28(火)現在は抵抗線
抵抗1.000302月後半の
強い抵抗線
抵抗0.997001月後半と
2月後半の支持線
抵抗0.994806月前半と
7月前半の抵抗線
支持0.99230かなり強力な支持線
下抜けると下落加速
支持0.988906/3週・6/10週の
強い支持線
支持0.986401月初の抵抗線
支持0.984006月後半の抵抗線
7月前半の支持線
支持0.981001月初の
やや強い支持線
支持0.974701月初の支持線
支持0.971601月初の支持線
支持0.969802018年9月半ばと
10月半ばの抵抗線
支持0.965002018年9月の
強い支持線
支持0.958002018年9月半ばの
支持線
支持0.953002018年9月半ばの
支持線
2018年3月半ばの
抵抗線

0.99230付近を中心に再びレンジを形成か? 米指標結果を注視したい

先月2019年9月から10/21週までの約1ヶ月間、0.98400~1.00000間と狭い値幅での値動きに留まりレンジを形成しつつある。

ドイツの指標結果を踏まえたユーロ圏経済の後退懸念に加えて合意なき英EU離脱や、離脱期限延長の是非などユーロ圏の混乱がスイスフラン買いの材料。

一方、米中通商協議の進展を好感してドル買いとの板ばさみで売り買いが拮抗し、ドルスイスフランが売り買いマチマチの状況がレンジ相場形成の理由。

10/28週にはFOMCの利下げ決定の行方と、米雇用統計結果が米経済の後退論払拭となるかに注目が集まる。

0.99230付近を中心に米指標結果を注視した値動きとなりそう。

上値の目安は1.00000付近の強い抵抗まで、下値の目安は0.98400付近のサポートラインまで。

スポンサーリンク

まとめ:次週10/28週のドルスイスフランの見通しは?

これまでの内容をまとめると、10/28週のドルスイスフランの見通しは次の通り。

  • ユーロ圏経済の後退懸念と米経済の結果を見極める週となりそう
  • 9月から続く0.98400~1.00000間のレンジを突破できるかに注目
  • 0.99230付近を中心に米指標結果を注視した値動きとなりそう
  • 上値の目安は1.00000付近、下値は0.98400付近のサポートラインが目安

10/21週の指標スケジュール

日付スケジュール内容
10/28(月)21:30 米卸売在庫速報値
【休場】NZ・シンガポール
10/29(火)【休場】トルコ
10/30(水)20:00 米MBA住宅ローン申請件数
21:15 米ADP雇用統計
21:30 米19年第3四半期GDP(速報)
23:00 カナダ政策金利発表
23:30 米EIA週間石油在庫統計
27:00 米FOMC政策金利発表
27:30 米FRB議長記者会見
10/31(木)–:– 日銀金融政策・展望レポート発表
19:00 ユーロ圏19年第3四半期GDP(速報)
19:00 ユーロ圏消費者物価指数速報
19:00 ユーロ圏雇用統計
21:30 米新規失業保険申請件数
21:30 米個人所得・支出
22:45 米シカゴ購買部協会景気指数
11/1(金)21:30 米雇用統計
23:00 米ISM製造業景況指数
23:00 米建設支出
11/2(土)
11/3(日)※米・カナダが標準時間に移行