ドルスイスフラン(USDCHF)の10/5(月)~10/9(金)の復習と10/12(月)~10/16(金)の値動きの見通しをまとめました。
英国・EUの通商交渉の行方を脇にやって、米新型コロナ追加経済対策合意に関するトランプ節の売り買いに終始した1週間でした。
米新型コロナ追加経済対策への上院共和党の同調、期限が迫る英国・EUの通商交渉が最終段階に入るか?、そして米大統領選挙、特にバイデン候補有利とされる状況に変化はないのか?に注目する1週間となりそうですね。
2020/10/5(月)~10/9(金)のドルスイスフランはどう動いた?
値 | 9/28週 | 10/5週 |
始値 | 0.92807 | 0.91922 |
高値 | 0.92954 | 0.91999 |
安値 | 0.91623 | 0.90941 |
終値 | 0.92054 | 0.90957 |
ボラティリティ | 133.1 | 105.8 |
前週9/28週のドル売りを引き継いで、0.91300付近のサポートラインが支えるまで下値を切り下げて始まった10/5週。
10/6(火)のNY時間に「新型コロナ経済対策の民主党との協議を11月の米大統領選挙後まで停止」とのトランプ大統領の発言で、安全資産の米ドル買いが進み持ち直した。
その後一転して「民主党との合意が得られる」とのサプライズでリスクオンとなりドル売りフラン買いが加速、NY市場終了まで下値を切り下げて終値0.90957で週を終えた。
2020/10/12(月)~10/16(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
10/12(月) | 【休場】カナダ |
10/13(火) | 17:30 英雇用統計 21:30 米消費者物価指数 |
10/14(水) | 18:00 ユーロ圏鉱工業生産指数 21:30 米生産者物価指数 |
10/15(木) | 21:30 米NY連銀製造業景気指数 21:30 米フィアデルフィア連銀景況指数 24:00 米EIA週間石油在庫統計 |
10/16(金) | 18:00 ユーロ圏消費者物価指数確報 18:00 ユーロ圏貿易収支 21:30 米小売売上高 22:15 米鉱工業生産・設備稼働率 |
10/17(土) | ☪新月 |
10/18(日) |
2020/10/12(月)~10/16(金)のドルスイスフランの見通しは?
米国の新型コロナウィルスへの追加経済対策は民主党と政権との合意が近そうだが、上院共和党の合意が得られるかが今後の焦点となり材料視されそう。
また、バイデン候補当選・民主党過半数となれば市場が望む大型景気対策実施が見込まれるため、11/3(火)の米大統領選挙の行方は今後ますます材料視されそう。
加えて、10/15(木)の期限が迫る英国とEUの通商交渉の先行きにも引き続き注視したい。
上値の目安は0.91700付近を上抜ければ、次は0.92000付近のサポートラインまでとなりそう。
下値の目安は、0.90700付近のサポートラインを下抜けすれば次の0.90000付近の強いサポートラインまでとなりそう。
- 新型コロナウィルスへの追加経済対策に上院共和党が同調するかに注目
- 米大統領選挙はバイデン候補有利の真偽を見極めたい
- 期限目前の英国・EUの通商交渉が最終段階に入るか?を注視したい
- 上値の目安は0.91700付近を上抜ければ次は0.92000付近のまで
- 下値の目安は0.90700付近を下抜けすれば次の0.90000付近まで