【復習】6/17週のゴールドドルのおさらいと6/24週の注目ポイント

おさらいと見通し
おさらいと見通し

6/17週のゴールドドルは2013年8月末以来の大幅上昇となり、米ドル売りがより一層加速した。

ただ6/28(金)・6/29(土)に大阪で開催されるG20サミットを踏まえて、6/24週は様子見の調整週となる可能性もある。

これらを踏まえて6/24週のゴールドドルの注目ポイントは次の通り。

  • 1394.05付近を中心とした値動きになりそう
  • 上値は1412.18付近を抜けると1428.00付近まで
  • 下値はまず1382.65付近、次いで1362.75付近まで
  • G20サミットを睨んで調整週となる可能性がある
  • 米中イラン諸問題のサプライズを逃さないよう注視する
のりポン

上がるところまで上がった感のあるゴールドドル。

さらに上昇の余地があるなら1433.00付近の抵抗に捕まるまでとなりそうですね。

前回2013年8月末は1428.00付近から約3日間調整のドル買いゴールド売りが入りました。

2019年上半期を締めくくる6/24週、いい形で終えたいですね!

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2019/6/17(月)~6/21(金)のゴールドドルチャートのおさらい

【2019/6/3(月)~6/14(金) ゴールドドルチャート(H1)】

先々週(6/3週)と先週(6/10週)のゴールドドルチャートのおさらい

先々週(6/3週)先週(6/10週)
始値1306.961342.26
高値1348.231358.16
安値1305.931319.89
終値1340.341341.09
ボラ4230pips3827pips
方向上昇横ばい

先々週(6/3週)は前週(5/27週)の流れを引き継いで1340.40~1346.60付近の抵抗線が阻むまでしっかり上昇、終値1340.34で週を終えた。

スタート直後の先週(6/10週)は先々週(6/3週)の上昇を引き継げず、一時1321.80付近まで値を下げた。

その後1328.80付近を足掛かりにジリジリを値を上げ、1355.30付近まで小ジッカリ上昇した。

2019/6/17(月)~6/21(金)のゴールドドルチャートのおさらい

【2019/6/17(月)~6/21(金) ゴールドドルチャート(H1)】
先週(6/10週)今週(6/17週)説明
始値1342.261341.80様子見
スタート
高値1358.161411.722013/8/30(金)
以来の高値更新!
安値1319.891333.01初日の安値
終値1341.091398.88やや調整入る
ボラ3827pips7871pips普段の約2倍
方向横ばい上昇大幅上昇
月日ボラ説明
6/17(月)1052pips様子見
6/18(火)1604pipsやや上値試す
6/19(水)2119pipsFOMCで
ドル売り進む
6/20(木)3629pips1400.00手前で
押し込まれる
6/21(金)2925pips調整入り
売り買いマチマチ

2019/6/17(月)~6/21(金)のゴールドドルはどう動いた?

【2019/5/28(火)~2019/6/21(金) ゴールドドルチャート(H4)】

今週(6/17週)は、ボラティリティ7871pipsと全面高・大幅上昇となった。

週の高値1411.72は2013/8/30(金)以来、実に5年10ヶ月振りの高値更新となった。

ゴールドに対して米ドルの弱さが顕著で、一部ジリ高ながら5/27週より3週連続でドル安ゴールド高の傾向が続いており今後も続きそうだ。

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来週(6/24週)のゴールドドルの注目ポイントは?

【2019/4/11(金)~6/21(金) ゴールドドルチャート(D1)】
線種価格帯説明(いずれも紫線)
抵抗1433.00 2013年8月末の
天井となった抵抗線
抵抗1428.002013年8月末の
抵抗線
抵抗1412.186/17週の抵抗線
支持1394.056/17週の抵抗線
支持1362.656/17週の支持線
支持1355.302018年4月以来の
高値付近
支持1346.602月中頃の
抵抗線
支持1340.402月中頃の
支持線
支持1328.802月後半の抵抗線
支持1321.801月末・3月末の抵抗線
2月末の支持線
支持1316.002月前半の抵抗線
支持1309.002月前半の支持線
3月・4月の抵抗線
支持1301.005/13週に形成
支持1294.504月前半の強い抵抗線
支持1287.303月前半の強い抵抗線
3月後半の強い支持線
4月後半の抵抗線
支持1278.001月後半の強い支持線
4/15週・4/22週の支持・抵抗線
支持1271.304月後半~5月前半の支持線
支持1266.304/15週・4/29週の強力な支持線
ここを下抜けると下落局面に移行

2013年8月末以来、5年10ヶ月振りの高値のあとは?

【2013・8・28(水)付近 ゴールドドルチャート(H4)】

緑の縦線付近は2013/8/28(水)、前回の1412.00以上を記録したときのH4足のチャートである。

8/28(水)に最高値1433.70を記録後は、ドル買いゴールド売りの調整が入り値を下げている。

やや驚いたのは、一番上の紫の抵抗線以外はすべて2019年の抵抗・支持線だが、2013年8月末当初でもしっかり反応している、ライントレード冥利に尽きるチャートとなっている。

安全資産のゴールドへの資産移行は順調か?

次週6/24週は、6/28(金)・6/29(土)に大阪でG20サミットが開催される。

米ドル絡みでは、米中貿易摩擦問題、対イランでは核合意離脱・偵察用ドローン撃墜・ホルムズ海峡タンカー爆破と米国を取り巻く状況に進展は膠着しており、米ドルの買い材料は見られない。

これら米国が抱える諸問題がG20サミットで解決される見通しはないが、何らかの道筋が明確になれば米ドル買いの材料となり得る可能性もある。

G20サミットの詳細については、公式サイトをご確認いただきたい。

6/24週は1394.05付近を軸にした値動きとなるか?

米ドル売りのポジションも積み重なっており、G20サミットを睨んで一部調整が入る余地がありそう。

その場合、1394.05付近を中心に上値は1412.18付近、下値は1382.65付近を目安とした値動きになる可能性がある。

米ドル絡みのサプライズがあれば上値はさらに1428.00付近、さらに1433.00付近まで値上がりそう。

一方、ドル買い機運が高まれば1382.65付近を下抜けて1362.75付近でサポートされそうだ。

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まとめ:来週(6/24週)のゴールドドルの注目ポイントは?

これまでの内容をまとめると、6/24週のゴールドドルの注目ポイントは次の通り。

  • 1394.05付近を中心とした値動きになりそう
  • 上値は1412.18付近を抜けると1428.00付近まで
  • 下値はまず1382.65付近、次いで1362.75付近まで
  • G20サミットを睨んで調整週となる可能性がある
  • 米中イラン諸問題のサプライズを逃さないよう注視する

米ドルが関係する取引銘柄の中でも、ゴールドドルは地政学的リスクに真っ先に大きく反応するバロメーターの位置付けと言える。

米国絡みの諸問題を注視しつつゴールドドルの値動きの行方を追って、2019年前半のトレードを無事締めくくりたいところだ。