今週(7/8週)は三度目の正直で1436.00付近を目指したが失速、1412.18付近に支えられてなんとか踏みとどまった1週間だった。
ただ米ドルの明確な買い材料もあるとは言えず、1436.00付近突破を狙える終値で引き継いだことも踏まえて、次週(7/15週)のゴールドドルの注目ポイントをまとめると…
- 1412.18付近を中心とした値動きになりそう
- 方向感のない値動きとなれば、上は1428.00付近、下は1394.05付近まで
- 売り買いが交錯する荒い値動きも考慮する
- 直近6年間の変動幅上限近くのため、グリッドトレードの仕込み時期
ゴールドドルに限らず、利下げによる米ドル売りも織り込まれる行く末を考えると、まだまだ上昇する可能性がありそうですね。
2019/7/8(月)~7/12(金)のゴールドドルチャートのおさらい
先々週(6/24週)と先週(7/1週)のゴールドドルチャートのおさらい
値 | 先々週(6/24週) | 先週(7/1週) |
始値 | 1400.16 | 1387.17 |
高値 | 1439.05 | 1437.75 |
安値 | 1398.65 | 1381.77 |
終値 | 1409.96 | 1398.32 |
ボラ | 4040pips | 5598pips |
方向 | 横ばい | 横ばい |
先々週(6/24週)は1436.00付近の大台を上抜けたが直後に大きく反発、長い上ヒゲを伸ばして週を終えた。
先週(7/1週)は、週開始直後に開けた上方向の大きな窓を2日かけて埋めた勢いで再び1436.00付近を突破。
しかし維持できずに失速、やはり先々週(6/24週)と同様に長い上ヒゲを伸ばして1394.05付近に支えられて週を終えた。
2019/7/8(月)~7/12(金)のゴールドドルチャートのおさらい
値 | 先週(7/1週) | 今週(7/8週) |
始値 | 1387.17 | 1398.89 |
高値 | 1437.75 | 1427.15 |
安値 | 1381.77 | 1385.84 |
終値 | 1398.32 | 1415.00 |
ボラ | 5598pips | 4131pips |
方向 | 横ばい | 横ばい |
月日 | ボラ | 説明 |
7/8(月) | 1587pips | やや下げ |
7/9(火) | 1425pips | 様子見 |
7/10(水) | 2902pips | パウエル砲で ドル売りゴールド買い |
7/11(木) | 2633pips | 1428.00 維持できず |
7/12(金) | 1392pips | ジリ高 |
2019/7/8(月)~7/12(金)のゴールドドルはどう動いた?
今週(7/8週)は三度目の正直で1436.00付近を目指したが失速、1412.18付近に支えられてなんとか踏みとどまった1週間だった。
7/10(水)の大きな上昇はパウエルFRB議長の議会証言で利下げ観測が強まったためだが、1428.00付近の抵抗で失速。
1402.00付近でしっかりサポートが入り反発下落の勢いは削がれ、終値1415.00で次週(7/15週)に引き継いだ。
来週(7/15週)のゴールドドルの注目ポイントは?
線種 | 価格帯 | 説明(いずれも紫線) |
抵抗 | 1440.00 | 2013年8月末の 抵抗線 |
抵抗 | 1433.00 | 2013年8月末の 天井となった抵抗線 |
抵抗 | 1428.00 | 2013年8月末の 抵抗線 |
抵抗 支持 | 1412.18 | 6/17週の抵抗線 |
支持 | 1394.05 | 6/17週の抵抗線 |
支持 | 1362.65 | 6/17週の支持線 |
支持 | 1355.30 | 2018年4月以来の 高値付近 |
支持 | 1346.60 | 2月中頃の 抵抗線 |
支持 | 1340.40 | 2月中頃の 支持線 |
支持 | 1328.80 | 2月後半の抵抗線 |
支持 | 1321.80 | 1月末・3月末の抵抗線 2月末の支持線 |
支持 | 1316.00 | 2月前半の抵抗線 |
支持 | 1309.00 | 2月前半の支持線 3月・4月の抵抗線 |
支持 | 1301.00 | 5/13週に形成 |
支持 | 1294.50 | 4月前半の強い抵抗線 |
支持 | 1287.30 | 3月前半の強い抵抗線 3月後半の強い支持線 4月後半の抵抗線 |
支持 | 1278.00 | 1月後半の強い支持線 4/15週・4/22週の支持・抵抗線 |
支持 | 1271.30 | 4月後半~5月前半の支持線 |
支持 | 1266.30 | 4/15週・4/29週の強力な支持線 ここを下抜けると下落局面に移行 |
グリッド・トレード系手法の仕込み時期か?
上記のチャートは、ゴールドドルの月足(MN)を示している。
2本の緑の水平線のうち上側は1432.65付近、下の平行線は1048.85付近、左側のダブルトップは2011年3月から2013年5月になっている。
直近の約6年間は1048.85~1432.65間の変動幅で値動きが推移しており、今週(7/8週)の終値は1415.00と、この変動幅の上層に位置している。
このことから、トラリピやループ・イフダン、トラッキングトレードなどグリッドトレード系手法を仕込んでいく絶好のタイミングと思われるが如何だろうか?
1412.18付近を中心とした値動きに
今週(7/8週)に引き続き、1412.18付近を中心とした値動きとなりそう。
次週(7/15週)は米ドルの買い材料となる指標発表スケジュールはなく、方向感のない値動きとなりそう。
その場合の上値は1428.00付近まで、下値は1394.05付近がサポートに入りそうだ。
またここ3週間は日足でも長いローソク足となっており、次週(7/15週)もこの流れを踏襲すれば売り買いが交錯する荒い値動きとなることも考慮すべきだろう。
まとめ:来週(7/15週)のゴールドドルの注目ポイントは?
これまでの内容をまとめると、7/15週のゴールドドルの注目ポイントは次の通り。
- 1412.18付近を中心とした値動きになりそう
- 方向感のない値動きとなれば、上は1428.00付近、下は1394.05付近まで
- 売り買いが交錯する荒い値動きも考慮する
- 直近6年間の変動幅上限近くのため、グリッドトレードの仕込み時期
今後は裁量トレードとは異なる切り口の、トラリピやループ・イフダン、トラッキングトレードなどに代表されるグリッドトレード界隈の情報も記事にしていきたい。