【復習】11/25週のゴールドドルのおさらいと12/2週の見通し

11/25週は、米ドル買いのタイミングを模索しつつ、1453.00付近のサポートラインに支えられる値動きに終始しました。

12/2週は米雇用統計週のため、緩慢な値動きとなりそうです。

ただし米中関係に不透明感が増してきており、安全資産のゴールド買いの地合もまだまだ残りそうです。

2019/11/25(月)～11/29(金)のゴールドドルチャートのおさらい

前週11/18週が1471.00付近の抵抗に上値を押えられていた流れから11/25週は反落、1453.00付近のサポートラインに支えられる値動きとなった。

これで3週続けて米ドルを買う向きが強くなっているが、決定的な材料が乏しい中で感謝祭明けの週末ということもあり1453.00～1471.00間の狭い値動きとなっている。

11/25週終了間近で香港情勢に関連して米中関係の不透明感が増したために米ドル売りゴールド買いが入ってやや値を戻し、終値1463.85で週を終えた。

線種	価格帯	説明
抵抗	1555.00	2019年8・9月の高値付近
抵抗	1538.00	2013年2～3月の支持線
抵抗	1520.00	2019年8月の抵抗線 2019年9月の支持線
抵抗	1500.00	2019年高値付近
抵抗	1486.80	2019年8～9月の支持線
支持	1453.00	2013年5月の高値に迫る
支持	1440.00	2013年8月末の抵抗線
支持	1428.00	2013年8月末の抵抗線
支持	1412.18	6/17週の抵抗線
支持	1394.05	6/17週の抵抗線
支持	1362.65	6/17週の支持線
支持	1355.30	2018年4月以来の高値付近
支持	1346.60	2月中頃の抵抗線
支持	1340.40	2月中頃の支持線
支持	1328.80	2月後半の抵抗線
支持	1321.80	1月末・3月末の抵抗線 2月末の支持線
支持	1316.00	2月前半の抵抗線
支持	1309.00	2月前半の支持線 3月・4月の抵抗線
支持	1301.00	5/13週に形成
支持	1294.50	4月前半の強い抵抗線
支持	1287.30	3月前半の強い抵抗線 3月後半の強い支持線 4月後半の抵抗線
支持	1278.00	1月後半の強い支持線 4/15週・4/22週の支持・抵抗線
支持	1271.30	4月後半～5月前半の支持線
支持	1266.30	4/15週・4/29週の強力な支持線ここを下抜けると下落局面に移行

2台経済大国の米中の不透明感が世界経済の減速を占うため、地政学的情勢はすべて米中関係の物差しで計られつつある。

日を追うごとに増える米中通商協議・香港情勢・ウイグル人権問題など米中の対立軸に関連したニュースはすべて売買材料になるため、進展に注目したい。

加えて12/2週は米雇用統計発表が予定されており、米中対立軸関連のニュースがなければ様子見の値動きに終始しそう。

1453.00付近のサポートラインを中心に、上値の目安は1486.80付近の抵抗まで。

一方下値の目安は1453.00付近を下抜ければ、約4ヶ月ぶりの1428.00付近のサポートラインまで下押ししそう。

これまでの内容をまとめると、12/2週のゴールドドルの見通しは次の通り。

日付	スケジュール内容
12/2(月)	24:00　米建設支出
12/3(火)	12:30　豪政策金利発表 19:00　ユーロ圏生産者物価指数 24:00　米ISM製造業景況指数
12/4(水)	21:00　米MBA住宅ローン申請指数 22:15　米ADP雇用統計 24:00　カナダ政策金利発表 24:30　米EIA週間石油在庫統計
12/5(木)	19:00　ユーロ圏19年第3四半期GDP（確報） 19:00　ユーロ圏小売売上高 22:30　米新規失業保険申請件数 24:00　米ISM非製造業景況指数 24:00　米製造業受注
12/6(金)	22:30　米雇用統計 29:00　米消費者信用残高
12/7(土)
12/8(日)