ゴールドドル(XAUUSD)の11/9(月)~11/13(金)の復習と11/16(月)~11/20(金)の値動きの見通しをまとめました。
11/9(月)に11/2週から急反落して大きくゴールド売り米ドル買いが進みましたが、欧米の新型コロナウィルス感染再拡大から経済回復ペースの鈍化が長期に渡る憶測も出て、安全資産のゴールドの需要は底堅く続きそうですね。
2020/11/9(月)~11/13(金)のゴールドドルはどう動いた?
値 | 11/2週 | 11/9週 |
始値 | 1876.99 | 1954.95 |
高値 | 1960.33 | 1965.48 |
安値 | 1873.41 | 1850.50 |
終値 | 1951.82 | 1889.27 |
ボラティリティ | 8692 | 11498 |
11/9週は開始直後からゴールド売り米ドル買いが大きく進み、前週11/2週の流れから急反落して1863.60付近のサポートラインが下値を支えるまで一方的に下落した。
新型コロナワクチンの高効果の治験結果や米大統領選挙でバイデン候補勝利確実の報道でリスクオンとなり、安全資産からリスク資産への資産流入を後押し。
11/9週終盤では欧米の新型コロナウィルス感染再拡大に歯止めが利かない状況から再びゴールドが買い戻されたが下げ幅としては8/11(火)以来3ヶ月ぶりとなり、終値1889.27で週を終えた。
2020/11/13(月)~11/20(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
11/16(月) | 22:30 米NY連銀製造業景況指数 |
11/17(火) | 09:30 豪中銀理事会議事録 22:30 米小売売上高 23:15 米鉱工業生産・設備稼働率 |
11/18(水) | 18:30 英消費者物価指数 18:30 英生産者物価指数 19:00 ユーロ圏消費者物価指数確報 22:30 米住宅着工・許可件数 24:30 米EIA週間石油在庫統計 |
11/19(木) | 22:30 米フィラデルフィア連銀景況指数 |
11/20(金) | 💫米大統領就任式 |
11/21(土) | |
11/22(日) | ☪上弦 |
2020/11/16(月)~11/20(金)のゴールドドルの見通しは?
欧米の新型コロナウィルス感染再拡大の終息の目処は立っておらず、世界経済への影響は長期に渡るとの見方もあり予断を許さない状況は続きそう。
米大統領選挙の結果も確定しておらずトランプ大統領は法的手段に出る構えから米政局の混乱はしばらく続き、感染再拡大への対抗措置や追加の経済対策実行の先行きも不透明感を増している。
こうした情勢では、当面安全資産のゴールドへの資金流入が収まる気配はなさそう。
1863.60付近のサポートラインを中心に、上値は1905.70付近のレジスタンスラインが直近の目安となりそう。
下値は1814.40付近のサポートラインが目下の直近の目安となりそう。
- 新型コロナウィルス感染再拡大終息の目処は立っていない
- 世界経済への影響は長期に渡りリスク回避の流れは当面続きそう
- 米大統領選挙の混乱も続き追加の経済対策実行の行方も不透明感を増している
- リスク回避から安全資産のゴールド買いの流れは続きそう
- 上値の目安は1905.70付近のレジスタンスラインまでとなりそう
- 下値の目安は1814.40付近のサポートラインまでとなりそう