ポンドドル(GBPUSD)の9/7(月)~9/11(金)の復習と9/14(月)~9/18(金)の値動きの見通しをまとめました。
前週8/31週と同様に英国とEUとの通商交渉の行方に不透明感が増してポンド売りが強まりました。
9/14週は9/16(水)の米FOMCとFTAの行方に注目ですね。
2020/9/7(月)~9/11(金)のポンドドルはどう動いた?
値 | 8/31週 | 9/7週 |
始値 | 1.33280 | 1.32437 |
高値 | 1.34820 | 1.32637 |
安値 | 1.31758 | 1.26722 |
終値 | 1.32762 | 1.27970 |
ボラティリティ | 306.2 | 591.5 |
前週8/31週の流れを引継ぎ、9/7週も前週のおよそ2倍のボラティリティとなる591.5をつけて続落。
今年6月にレジスタンスラインとして作用していた1.27600付近のサポートラインに支えられるまで値を下げた。
この下落の流れの原因は英国とEUの通商交渉妥結が見えないことを嫌気したポンド売りで、両国の通商交渉解決の糸口が見えなければポンドの弱含みは続きそうだ。
2020/9/14(月)~9/18(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
9/14(月) | 18:00 ユーロ圏鉱工業生産指数 |
9/15(火) | 10:30 豪中銀理事会議事録 17:30 英雇用統計 21:30 米NY連銀製造業景気指数 22:15 米鉱工業生産・設備稼働率 |
9/16(水) | 17:30 英消費者物価指数 17:30 英生産者物価指数 18:00 ユーロ圏貿易収支 21:30 米小売売上高 23:30 米IEA週間石油在庫統計 27:00 米FOMC政策金利発表 27:30 米FRB議長記者会見 |
9/17(木) | ☪新月 日銀政策金利発表 18:00 ユーロ圏消費者物価指数確報 20:00 英政策金利発表 20:00 英金融政策委員会(MPC)議事録 21:30 米フィラデルフィア連銀景況指数 21:30 米住宅着工・許可件数 |
9/18(金) |
2020/9/14(月)~9/18(金)のポンドドルの見通しは?
1.27600付近のサポートラインに支えられたものの、ポンド売りドル買いの流れに衰えは見られない。
9/16(水)に予定されている米FOMC政策金利発表と米FRB議長記者会見で物価や雇用についての新戦略の発表内容に注目が集まるが、内容によってはポンド売りが加速する可能性も考えられる。
ポンド売りドル買いとなった場合、まずは1.27600付近を下抜けて次の1.26400付近のサポートラインまでの値動きは速そう。
もし強いドル買い材料が出れば、1.25000付近までは値を下げそう。
一方上値は1.30200付近のレジスタンスラインまでとなりそう。
いずれにしても「EUとの自由貿易協定(FTA)の妥結期限は10/15開催のEU理事会まで」と英国のジョンソン首相が発表しており、通商交渉の行方から目が離せない状況は続きそう。
- ポンド売りドル買いの傾向は続きそう
- 9/16(水)の米FOMCで発表される可能性のある物価や雇用についての新戦略に注目
- 下値は1.27600付近を下抜けて次の1.26400付近のサポートラインまで
- 強いドル買い材料が出れば1.25000付近までは値を下げそう
- 上値は1.30200付近のレジスタンスラインまでとなりそう
- 英国とEUとの通商交渉の行方に注目したい