ゴールドドル(XAUUSD)の9/14(月)~9/18(金)の復習と9/21(月)~9/25(金)の値動きの見通しをまとめました。
主要通貨に対する米ドルの堅調さから市場に金の割高感が広がっていることも後押しして、1969.80付近のレジスタンスラインが強く作用して上値を抑え込まれました。
欧州諸国の新型コロナウィルス感染再拡大の状況次第では、9/21週も4週連続で形成した1905.70~1969.80間のレンジを踏襲しそうですね。
2020/9/14(月)~9/18(金)のゴールドドルはどう動いた?
値 | 9/7週 | 9/14週 |
始値 | 1929.81 | 1940.40 |
高値 | 1966.57 | 1973.55 |
安値 | 1906.38 | 1932.81 |
終値 | 1940.26 | 1950.45 |
ボラティリティ | 6019 | 4074 |
高値で1969.80付近のレジスタンスラインを一時上抜けする場面もあったが、9/14週全体を通してはほぼ横ばいの値動きとなった。
9/16(水)のFOMCではFRBが金融緩和策を長期間維持するとの見方が市場に広がり、金相場の買い材料となった。
しかしユーロに対して米ドルが堅調に推移したことからドル建て取引の金に割高感が生まれ次第にゴールド売りドル買いの展開となり、終値1950.45を前週終値をやや上回って週を終えた。
2020/9/21(月)~9/25(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
9/21(月) | ㊗敬老の日 |
9/22(火) | ㊗秋分の日 |
9/23(水) | 11:00 NZ政策金利発表 23:30 米IEA週間石油在庫統計 |
9/24(木) | ☪上弦 【休場】南アフリカ 08:50 日銀議事要旨(7/21,22分) 16:30 スイス政策金利発表 23:00 米新築住宅販売件数 |
9/25(金) | 21:30 米耐久消費財受注 |
2020/9/21(月)~9/25(金)のゴールドドルの見通しは?
週足を確認すると4週連続で1905.70~1969.80間のレンジを形成して、横ばいの値動きとなっている。
9/14週では1969.80付近のレジスタンスラインの押し下げ圧力を改めて再確認し、主要通貨に対する米ドルの堅調さからドル建て取引の金の割高感が市場に広がっている模様。
英国や欧州諸国の新型コロナウィルス感染再拡大の一報から9/21週以降も米ドルの堅調さは維持され、1969.80付近の重さはより増していきそう。
前週に引き続き9/21週もレンジを形成しつつ、上値は1969.80付近で抑え込まれそう。
下値は1905.70付近のサポートラインを目安に、下抜ければ次は8/12(水)安値の1863.60付近のサポートラインまでとなりそう。
- 4週連続で1905.70~1969.80間のレンジを形成
- ドル建て取引の金の割高感が市場に広がっている様子
- 9/21週もレンジを形成しつつ上値は1969.80付近で抑え込まれそう
- 下値は1905.70付近のサポートラインを下抜ければ1863.60付近まで
- 主要通貨に対する米ドルの堅調さが維持されるかに注目したい