ユーロドル(EURUSD)の10/5(月)~10/9(金)の復習と10/12(月)~10/16(金)の値動きの見通しをまとめました。
米国の追加の経済対策合意の楽観ムードからユーロが大きく買われて上値を押し上げました。さらにバイデン候補勝利+民主党過半数獲得による大規模景気対策発動に期待する市場の思惑から様子見感が強まればボラティリティ低下も懸念されます。
加えて、10/12週も英国とEUの交渉進展が市場が望む通りに進むのか?にも注目したいですね。
2020/10/5(月)~10/9(金)のユーロドルはどう動いた?
値 | 9/28週 | 10/5週 |
始値 | 1.16192 | 1.17108 |
高値 | 1.17696 | 1.18309 |
安値 | 1.16149 | 1.17052 |
終値 | 1.17165 | 1.18293 |
ボラティリティ | 154.7 | 125.7 |
前週9/28週後半の下値を支えた、1.17200付近のサポートラインに引き続き支えられて始まった10/5週。
一方、上値は1.17700付近のレジスタンスラインに抑えられて、10/5週半ばは一進一退の値動きが続いた。
米国の新型コロナウイルス追加経済対策の民主党と政権との合意間近との見方から10/5(金)のロンドン市場からユーロ買いドル売りが大きく進み、終値1.18293と3週間ぶりに1.18000台に回復した。
2020/10/12(月)~10/16(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
10/12(月) | 【休場】カナダ |
10/13(火) | 17:30 英雇用統計 21:30 米消費者物価指数 |
10/14(水) | 18:00 ユーロ圏鉱工業生産指数 21:30 米生産者物価指数 |
10/15(木) | 21:30 米NY連銀製造業景気指数 21:30 米フィアデルフィア連銀景況指数 24:00 米EIA週間石油在庫統計 |
10/16(金) | 18:00 ユーロ圏消費者物価指数確報 18:00 ユーロ圏貿易収支 21:30 米小売売上高 22:15 米鉱工業生産・設備稼働率 |
10/17(土) | ☪新月 |
10/18(日) |
2020/10/12(月)~10/16(金)のユーロドルの見通しは?
10/5週に回復した1.18000台を維持して、さらに上値を目指すことができるか?に注目したい。
米国の追加の経済対策は民主党と政権の合意は近いとする見方もあるが、一方で上院の共和党が同調するのか?追加策はさらに進展するのか?を見極める向きが強ければボラティリティの低下を招く恐れがある。
さらに、選挙戦を優位に進めているとされるバイデン候補勝利となると大規模な景気対策の策定・実施も見込まれており、米大統領選挙に関するサプライズにも注意したい。
加えて、10/15が期限とされる英国とEUとの交渉進展が10/12週以降も見込まれれば、ユーロ買いの材料となるため注目しておきたい。
2週連続で下値を支えている1.17200付近を下抜けすると、次は1.16700付近のサポートラインが下値の目安となりそう。
一方上値は、9月に強力に作用した1.18700付近のレジスタンスラインを上抜けできるかに注目したい。
- 1.18000台を維持してさらに上値を目指すことができるか?に注目
- 追加の経済対策の進展を見極める向きが強ければボラティリティの低下を招く
- バイデン優位とされる米大統領選挙に関するサプライズに注意
- 10/15が期限とされる英国とEUとの交渉進展の報道に注目
- 下値の目安は1.17200付近の次は1.16700付近のサポートラインまで
- 上値は1.18700付近のレジスタンスラインを上抜けできるか?に注目