ドル円(USDJPY)の10/5(月)~10/9(金)の復習と10/12(月)~10/16(金)の値動きの見通しをまとめました。
病状が回復したとされるトランプ大統領がかき回した1週間、市場もよく反応しましたね。
前週同様、①米追加景気対策の合意・②米大統領選挙の行方・③英国とEUの貿易協定の進展の3つに注視して、市場の反応や値動きをよく見極める1週間になりそうです。
2020/10/5(月)~10/9(金)のドル円はどう動いた?
値 | 9/28週 | 10/5週 |
始値 | 105.438 | 105.278 |
高値 | 105.803 | 106.107 |
安値 | 104.942 | 105.232 |
終値 | 105.331 | 105.624 |
ボラティリティ | 86.1 | 87.5 |
前週9/28週に下値を支えられた105.300付近のサポートラインを踏み台にして、10/5週は開始直後から大きく上値を伸ばす値動きとなった。
ただ10/7(水)になって106.000付近で利益確定のドル売りが入り上値を抑えられると、10/9(金)に追加の経済対策で民主党と政権の間での合意が進んでいるとの一報からリスク選好となりドル売り円買いが加速。
終値105.624と、大きく下げて週を終えた。
2020/10/12(月)~10/16(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
10/12(月) | 【休場】カナダ |
10/13(火) | 17:30 英雇用統計 21:30 米消費者物価指数 |
10/14(水) | 18:00 ユーロ圏鉱工業生産指数 21:30 米生産者物価指数 |
10/15(木) | 21:30 米NY連銀製造業景気指数 21:30 米フィアデルフィア連銀景況指数 24:00 米EIA週間石油在庫統計 |
10/16(金) | 18:00 ユーロ圏消費者物価指数確報 18:00 ユーロ圏貿易収支 21:30 米小売売上高 22:15 米鉱工業生産・設備稼働率 |
10/17(土) | ☪新月 |
10/18(日) |
2020/10/12(月)~10/16(金)のドル円の見通しは?
10/5週後半から続くドル安傾向が、10/12週も継続するかに注目したい。
主に、①米追加景気対策の合意・②米大統領選挙の行方・③英国とEUの貿易協定の進展の3つに注視したい。
①米追加景気対策の合意については、民主党と政権との合意に上院共和党が乗って来るかを見極めたい。
②米大統領選挙の行方については、当選すれば大規模な景気刺激策の実行が見込まれるバイデン候補優勢の流れが続くかに注目したい。
③英国とEUの貿易協定の進展については、期限が10/15(木)と迫る中での英ジョンソン大統領の発言や英国・EU両議会の発表報道に注視したい。
105.600付近を中心に、下値は105.300付近のサポートラインに支えられるか?上値は106.500付近の上抜けとなるか?を見守りたい。
- 10/12週もドル安傾向を継続するかに注目
- ①米追加景気対策は上院共和党が合意に前向きかを見極めたい
- ②米大統領選挙はバイデン候補優勢の流れが続くかを見守りたい
- ③英国とEUの貿易協定は英国・EUの要人の言動を注視したい
- 見守り感が強まれば105.600付近を中心とした方向感のない値動きになりそう
- 下値の目安は105.300付近を下抜けると次は104.200付近まで
- 上値の目安は106.500付近を上抜けると次は107.000付近まで