日足ネックライン1.10750~1.11100間の強い抵抗が上値を押し下げてきた11/18週。
市場が米ドルを買う場面を模索し始めている向きも見え隠れしていますが、2018年2月から続く下落傾向は小揺るぎもしていない様子。
11/25週は米指標発表が予定されており、結果を好感できれば米ドル買いに拍車をかけそうです。
2019/11/18(月)~11/22(金)のユーロドルチャートのおさらい
値 | 11/11週 | 11/18週 |
始値 | 1.10226 | 1.10478 |
高値 | 1.10569 | 1.10969 |
安値 | 1.09891 | 1.10144 |
終値 | 1.10519 | 1.10195 |
ボラ | 67.8 | 82.5 |
方向 | 横ばい | 横ばい |
2019/11/18(月)~11/22(金)のユーロドルはどう動いた?
前週11/11週の見通し通りとなったが、日足ダブルトップのネックライン1.10750付近の抵抗の重さが増して上値を押さえ込んだため上ヒゲを形成して下落。
米指標結果を好感した米ドル買いも入り、1.10270付近のサポートラインが辛うじて下値を支えるまで下押しが先行した。
2018年2月から続く下落傾向に素直に従う流れで、前週11/11週の上げ幅を戻す終値1.10195で週を終えた。
次週(11/25週)のユーロドルの見通しは?
線種 | 価格帯 | 説明 |
抵抗 | 1.14370 | 昨年11月・12月と 今年3月の抵抗線 |
抵抗 | 1.14100 | 今年2月末の抵抗線 |
抵抗 | 1.13900 | 2月末~3月初の抵抗線 |
抵抗 | 1.13430 | 2月中頃の抵抗線 |
抵抗 | 1.13240 | 4/22週高値付近 |
抵抗 | 1.12770 | 4月前後半の 強力な抵抗線 |
抵抗 | 1.12120 | 5/6週の抵抗線 5/13週以降は踏み台に? |
抵抗 | 1.11730 | 5月の抵抗・支持線 6月も作用しそう |
抵抗 | 1.11440 | 4月レンジの下限 |
抵抗 | 1.11100 | かなり強力な支持線 ここを下抜けると 2年間の値動きがリセット |
抵抗 | 1.10750 | 2019年7~8月の 支持線 |
抵抗 | 1.10560 | 2017年5月前半の抵抗線 |
支持 | 1.10270 | 2019年8月の 支持線 |
支持 | 1.09900 | 2017年 4月・5月の抵抗線 |
支持 | 1.09400 | 2017年 4月・5月の抵抗線 |
支持 | 1.08700 | 2017年4月・5月の 強力な支持線 |
米ドルを買うタイミングを模索する展開に
米国経済の鈍化が懸念される中で米指標結果も強弱マチマチだがユーロ買いの材料も乏しく、ボラティリティが低い状態が続いている。
11/25週は11/26(火)・27(水)に米指標発表が予定されており、市場は米ドルを買うタイミングを見計らっている印象。
まずは1.10270付近を中心とした値動きから、重い上値の目安は1.10750付近の抵抗までとなりそう。
一方、下値の目安は1.10940付近のサポートライン、米中通商協議の進展を好感するなど指標結果以外の米ドル買い材料があれば1.08700付近の強いサポートラインまで下ヒゲを伸ばす展開となりそう。
まとめ:次週11/25週のユーロドルの見通しは?
以上を踏まえて、次週11/25週のユーロドルの見通しは次の通り。
- 市場は米ドル買いのタイミングを見計らっている印象
- 1.10270付近を中心に米ドルを買う向きが強そう
- 上値の目安は1.10750付近の抵抗までだが重そう
- 下値の目安は1.10940付近のサポートラインまで
- 強い米ドル買い材料が出れば1.08700付近まで長い下ヒゲを伸ばしそう
11/25週の指標スケジュール
日付 | スケジュール内容 |
11/25(月) | |
11/26(火) | 22:30 米卸売在庫速報値 24:00 米新築住宅販売件数 |
11/27(水) | 21:00 米MBA住宅ローン申請数 22:30 米新規失業保険申請件数 22:30 米19年第3四半期GDP(改定) 22:30 米耐久財受注 24:00 米個人所得・支出 24:30 米EIA週間石油在庫統計 28:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック) |
11/28(木) | 【休場】米 |
11/29(金) | 19:00 ユーロ圏消費者物価指数速報 19:00 ユーロ圏雇用統計 23:45 米シカゴ購買部協会景気指数 |
11/30(土) | |
12/1(日) |