ポンドドル(GBPUSD)の9/21(月)~9/25(金)の復習と9/28(月)~10/2(金)の値動きの見通しをまとめました。
9/21週初日のロンドン市場から一気にリスクオフとなり、ドル買い一直線で値を下げ続けた一週間でした。
英国のロックダウンや欧州感染再拡大に景気回復の行方、加えて英国のEU離脱への懸念などが材料視されてリスクオフの状況は当面続きそうですね。
つい新型コロナウィルス感染対策に注目しがちですが、10/2(金)の米雇用統計発表時の急な値動きも忘れずに注意したいところです。
2020/9/21(月)~9/25(金)のポンドドルはどう動いた?
値 | 9/14週 | 9/21週 |
始値 | 1.27726 | 1.29242 |
高値 | 1.30071 | 1.29664 |
安値 | 1.27687 | 1.26749 |
終値 | 1.29225 | 1.27429 |
ボラティリティ | 238.4 | 291.5 |
新型コロナウィルス感染拡大防止のために英国全土を再び封鎖を検討するとした英ジョンソン首相の発言が材料視されて、9/21週のロンドン市場から一気にポンド売りの流れに。
一時的に1.27600付近のサポートラインが下値を支えたがリスクオフの流れは止まらず、1.26400付近手前のサポートラインまで押し下げた。
7月下旬以来となる安値1.26749からやや値を戻したものの、終値1.27429で週を終えた。
2020/9/28(月)~10/2(金)の指標発表スケジュール
日付 | スケジュール |
9/28(月) | |
9/29(火) | 08:50 日銀金融政策決定会合主な意見(9/16,17分) |
9/30(水) | 18:00 ユーロ圏消費者物価指数速報 21:15 米ADP雇用統計 21:30 米20年第2四半期GDP(速報) 22:45 米シカゴ購買部協会景気指数 23:30 米IEA週間製油在庫統計 |
10/1(木) | 【休場】中国・香港 18:00 ユーロ圏生産者物価指数 18:00 ユーロ圏雇用等稀有 21:30 米個人所得・支出 23:00 米ISM製造業景況指数 23:00 米建設支出 |
10/2(金) | ☪満月 【休場】中国・香港 21:30 米雇用統計 23:00 米製造業受注 |
2020/9/28(月)~10/2(金)のポンドドルの見通しは?
9/21週は1.26400付近のサポートライン手前で支えられて週を終えたものの、やや方向感のない状態で週を終えた。
新型コロナウィルス感染再拡大や景気回復の行方に加えて英国のEU離脱への不透明感も増す中で、リスクオフをかき消す材料は乏しくポンド売りドル買いの流れは9/28週も続きそう。
1.26400付近のサポートラインが下値を支えるが、下抜けした場合は1.25000付近が次の下値の目安となりそう。
1.26400付近の下抜けが確定すると、1.27600付近のサポートラインがロールリバーサルして上値を抑えるレジスタンスラインとなりそう。
なお10/2(金)は米雇用統計発表が予定されており、特に急激な値動きに注意したい。
- 9/21週にリスクオフが顕著化
- リスクオフ回避の材料に乏しくポンド売りドル買いの流れは9/28週も続きそう
- 1.26400付近を下抜けすると次は1.25000付近が下値の目安となりそう
- 1.26400付近を下抜けると1.27600付近がサポートラインからレジスタンスラインに変化して上値を抑えそう
- 10/2(金)は米雇用統計時の急激な値動きに注意したい