9/30週は「FRBが利下げを考え直すほど良くもなく、より積極的な利下げを後押しするような悪い内容でもない」と現状を楽観視する声も聞かれました。
2018年4月からしばらく下落トレンドが続いていますが、10/7週から下落トレンド再開となるか?に注目しています。
2019/9/30(月)~10/4(金)のユーロドルチャートのおさらい
値 | 9/23週 | 9/30週 | 月日 | ボラ (pips) |
始値 | 1.10041 | 1.09442 | 9/30(月) | 63.2 |
高値 | 1.10254 | 1.09993 | 10/1(火) | 63.8 |
安値 | 1.09046 | 1.08790 | 10/2(水) | 59.6 |
終値 | 1.09410 | 1.09770 | 10/3(木) | 58.4 |
ボラ | 120.8 | 120.3 | 10/4(金) | 40.5 |
方向 | 下方向 | 横ばい | – | – |
2019/9/30(月)~10/4(金)のユーロドルはどう動いた?
前週9/23週の下落から一転、1.08700手前付近のサポートライン踏み台にして上昇に転じた。
しかし10/3(木)・10/4(金)の2日間に渡って1.09900付近の抵抗に上昇を阻まれ、その後は売り買いマチマチの値動きに終始。
ユーロ買い・ドル買いのいずれの材料も決定打に欠けて、前週9/23週の高値安値間となる終値1.09770で週を終えた。
次週(10/7週)のユーロドルの見通しは?
線種 | 価格帯 | 説明 |
抵抗 | 1.14370 | 昨年11月・12月と 今年3月の抵抗線 |
抵抗 | 1.14100 | 今年2月末の抵抗線 |
抵抗 | 1.13900 | 2月末~3月初の抵抗線 |
抵抗 | 1.13430 | 2月中頃の抵抗線 |
抵抗 | 1.13240 | 4/22週高値付近 |
抵抗 | 1.12770 | 4月前後半の 強力な抵抗線 |
抵抗 | 1.12120 | 5/6週の抵抗線 5/13週以降は踏み台に? |
抵抗 | 1.11730 | 5月の抵抗・支持線 6月も作用しそう |
抵抗 | 1.11440 | 4月レンジの下限 |
抵抗 | 1.11100 | かなり強力な支持線 ここを下抜けると 2年間の値動きがリセット |
抵抗 | 1.10750 | 2019年7月末の 支持線 |
抵抗 | 1.10560 | 2017年5月前半の抵抗線 |
抵抗 | 1.10270 | 2019年8月の 支持線 |
抵抗 支持 | 1.09900 | 2017年 4月・5月の抵抗線 |
支持 | 1.09400 | 2017年 4月・5月の抵抗線 |
支持 | 1.08700 | 2017年4月・5月の 強力な支持線 |
中途半端な結果と対応が続く先には?
9/30週は重要度の高い指標発表が目白押しだったが、「FRBが利下げを考え直すほど良くもなく、より積極的な利下げを後押しするような悪い内容でもない」という市場参加者の声も出た。
2018年4月より長い下落トレンドの真っ只中で、常に上値が重いユーロドル。
米雇用統計結果から米経済急減速の懸念が和らいだことやFRBが当分緩和策を続けるとの見方から、10/7週以降は再び米ドル買いの流れが出てきそう。
9/30週の終値1.09770付近を中心に下値を模索する値動きとなりそうで、1.09400付近を下抜けてこれば下落トレンド再開となりそう。
下値の目標は1.08700付近のサポートまで、一方重たい上値の目安は1.10270付近までとなりそう。
まとめ:次週10/7週のユーロドルの見通しは?
以上を踏まえて、次週10/7週のユーロドルの見通しは次の通り。
- 2018年4月より長い下落トレンドの真っ只中で常に上値が重い状況
- 米経済急減速の懸念が和らいだことやFRBが当分緩和策継続がドル買いに
- 1.09770付近を中心に下値を模索する値動きとなりそう
- 下落トレンド再開のサインは1.09400付近の下抜け
- 下値の目安は1.08700付近のサポートラインとなりそう
- 重たい上値は1.10270付近の抵抗までとなりそう
10/7週の指標スケジュール
日付 | スケジュール内容 |
10/7(月) | 28:00 米消費者信用残高 【休場】香港 |
10/8(火) | 21:30 米生産者物価指数 |
10/9(水) | 20:00 米MBA住宅ローン申請指数 23:30 米EIA週間石油在庫統計 27:00 米FOMC議事録(9月17・18日開催分) |
10/10(木) | 21:30 米新規失業保険申請件数 21:30 米消費者物価指数 |
10/11(金) | |
10/12(土) | |
10/13(日) |